東日本大震災

原発廃炉チーム新設 東京電力福島第二

2018年6月30日 11:48

 東京電力は福島第二原発の廃炉の正式決定に向け、廃炉に必要な人員の確保や安全対策、経営への影響を精査するプロジェクトチームを社内に新設する。小早川智明社長が29日の記者会見で明らかにした。
 技術や経営など部門を横断した全社的なチームになる。福島第一原発の廃炉作業を含めた人員確保、福島第二原発の安全な廃炉計画、廃炉判断時に計上する費用の見極め、会社全体の収支に及ぼす影響などを検討する。県や立地する富岡、楢葉両町、経済産業省資源エネルギー庁、原子力規制庁、金融機関などと議論を深めながら課題を整理する。
 小早川社長は「福島への責任を全うするのは東京電力の存在意義。チームはできるだけ速やかに立ち上げたい」と強調した。福島第二原発の廃炉に向けては「プロジェクトチームを立ち上げた上でスケジュールを考えたい」とした。
 小早川社長とともに会見に臨んだ川村隆会長(日立製作所名誉会長)は新たな経営体制での一年を振り返り、「福島第一原発の廃炉の着実な実行と福島復興への主体的な取り組みは東京電力の使命。課題は多いが粘り強くしっかりと前に進めていると感じている」と話した。