東日本大震災

「原発事故関連死」アーカイブ

原発事故関連死(74)絶望 追い込まれた命 夫の死 無駄にしない 「因果関係認めさせる」

栄子さんに相談相手はいない。孫のウイニングボールが添えられた仏前に話し掛ける
 浪江町の五十崎栄子さん(65)は東京電力福島第一原発事故に伴う避難中の平成23年7月、夫の喜一さん=当時(67)=を亡くした。ふいに姿を消し、飯舘村の真野ダムで投身自殺した。  その兆候がなかったわけではない。喜一さんが命を絶つ2週間ほど前、平田村...[記事全文

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原発事故関連死(73)絶望 追い込まれた命 孫進学させられない 釣り仲間の誘いも断る

無類の釣り好きだった喜一さん。避難生活でふさぎ込み、新潟への釣りの誘いを断った
 東京電力福島第一原発事故の避難中に自ら命を絶った浪江町の五十崎喜一さん=当時(67)=は事故発生から約1カ月後の平成23年4月、郡山市の避難所から二本松市のアパートに移り住んだ。だが、不眠や食欲不振は改善しなかった。糖尿病の症状も思わしくなかった。...[記事全文

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原発事故関連死(72)絶望 追い込まれた命 糖尿病悪化 眠れず 釣り、畑...生きがい奪われ

喜一さんらが1カ月余りを過ごした安積高体育館。底冷えする館内で糖尿病の症状を悪化させた
 東京電力福島第一原発事故に伴う避難中の平成23年7月に自殺した浪江町の五十崎喜一さん=当時(67)=は、原発作業員だった。58歳で退職した後も、嘱託として22年まで福島第二原発の定期検査などに従事していた。  65歳になってからは仕事に行くのをやめ...[記事全文

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原発事故関連死(71)絶望 追い込まれた命 将来悲観、身を投げる 「どうしたらいいべな...」

「これからどうしたらいいべな」。思い詰めた喜一さんは平成23年7月、飯舘村の真野ダムの橋から身を投げた
 東京電力福島第一原発事故で古里を追われた浪江町の五十崎栄子さん(65)は15日、福島地裁の法廷に立った。原発事故による避難生活を苦に自ら命を絶った夫喜一さん=当時(67)=の無念を晴らすためだ。  平成24年9月、東電を相手取り約7600万円の損害...[記事全文

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原発事故関連死(70)絶望 追い込まれた命 市町村判断に限界 対応異なり遺族が混乱

国が参考資料として本県などに配布した新潟県中越地震の関連死の認定基準例。自殺は「震災を契機としたストレスによる精神的疾患に基づくもの」などとしている
 須賀川市の農家樽川和也さん(38)は21日午後、市役所の仮庁舎となっている須賀川アリーナにいた。東京電力福島第一原発事故に伴うキャベツの出荷停止を受けた翌日の平成23年3月24日、共に農作物を育てていた父の久志さん=当時(64)=を亡くした。将来を...[記事全文

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原発事故関連死(69)絶望 追い込まれた命 東電は謝罪を拒否 市が認定申し出を受理

「おやじは原発事故に命を奪われた」。無念を晴らすために和也さんは東電に謝罪を求めた
 須賀川市の農家樽川久志さん=当時(64)=は農作物の出荷制限が発令された翌日の平成23年3月24日、自宅裏で命を絶った。次男で後継ぎの和也さん(38)ら遺族は同年秋、東京電力に対し損害賠償を求めたが、木で鼻をくくったような返答が戻ってきた。「福島第...[記事全文

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関連死解決へ政府に提言 県、復興推進チーム新設

 政府の平成27年度予算編成に向け、県は震災(原発事故)関連死など新たに浮上している課題解決のため、独自に政策を検討し、政府に提言する。県庁内に復興対策推進プロジェクトチーム(PT)を新設し、「健康と安全・安心を守る」をテーマに震災関連死を防ぐ方策な...[記事全文

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原発事故関連死(68)絶望 追い込まれた命 出荷自粛ファクス1枚 自慢のキャベツ全て廃棄

久志さんの携帯電話の待ち受け画面は、自慢のキャベツの写真だった。美津代さんが引き継いで使っている
 「もう、福島の農業は終わりだ。何にも売れなくなるぞ」  須賀川市の農家樽川久志さん=当時(64)=は平成23年3月12日、東京電力福島第一原発1号機で起きた水素爆発のテレビ映像を見るなり、そう言った。後に将来を悲観し自殺した。後継ぎで次男の和也さん...[記事全文

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原発事故関連死(67)絶望 追い込まれた命 大地汚され死選ぶ 悩み刻んだ歩数計

父久志さんが自ら命を絶って3年。「何でおやじは関連死に該当しないのか」。和也さんのわだかまりはとけない
 須賀川市の農家樽川和也さん(38)は東京電力福島第一原発事故発生直後の平成23年3月24日、共に農作物を育てていた父久志さん=当時(64)=を失った。自宅裏で自ら命を絶った。  政府が県に対し、キャベツなど結球野菜の出荷を制限した翌日だった。原発事...[記事全文

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原発事故関連死 仮設「孤独死」34人 3月末県内累計 年々増加、8割が男性 今年既に8人

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で避難生活を強いられ、県内の仮設住宅で誰にもみとられずに死亡した「孤独死」は3月31日現在、累計34人に上ることが県警への取材で分かった。震災と原発事故から11日で3年1カ月。県や市町村などは避難者の生活環境の...[記事全文

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原発事故関連死 事故後の本県の現状探る 原発と人権全国集会 6日まで福島

原発事故をめぐる諸課題に理解を深めた交流集会
 「原発と人権」全国研究・交流集会は5日、福島市の福島大で開幕した。研究者、司法関係者、ジャーナリストらが6日まで東京電力福島第一原発事故をめぐる諸課題を討議している。  実行委員会の主催。初日は全体会を開き、約300人が参加した。作家・評論家の柳...[記事全文

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原発事故関連死 県外避難者の自殺調査 森担当相 範囲拡大、要因探る

自殺対策や女性の支援策などについて語る森氏
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が原因とみられる自殺者が県内で増えていることを受け、自殺対策を担当する森雅子内閣府特命担当相(参院本県選挙区)は30日、県内に加え、自殺した県外避難者の実態調査も実施し、具体的な対策を早急に進める考えを明らかに...[記事全文

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原発事故関連死(66)はけ口 アルコール 依存からの脱却 「二度と裏切らない」 元妻との再出発願う

酒を断ち、家を買った。別れた妻ともう一度やり直そうと考えている
 アルコール依存と闘う大熊町の元原発作業員の男性(59)は平成23年10月ごろから、県南地方の元妻のアパートで夕飯を食べるようになった。23年夏ごろに離婚した元妻(63)は、500メートルほど離れた別のアパートに住んでいる。  「戸籍上は赤の他人だか...[記事全文

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原発事故関連死 県内自殺者年々増加 昨年23人、前年比10人増

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故が原因とみられる県内の自殺者数は昨年末現在、46人に上っている。さらに、震災以降の年間自殺者が毎年増え続けている。13日、内閣府のまとめで分かった。被災三県のうち岩手、宮城と比べて突出している。専門家は自殺を食...[記事全文

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最大2倍の開き 避難区域の震災関連死認定率

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による避難生活で心身の健康を崩して亡くなった震災関連死(原発事故関連死)の認定判断をめぐり、避難区域が設定された12市町村の認定率に最大で約2倍の開きが出ている。市町村ごとに認定基準が異なるためだ。  県の最...[記事全文

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原発事故関連死(65)はけ口 アルコール 依存からの脱却 病院と断酒会が支え 元妻の大切さに気付く

元妻と娘に連れられて受診した大島クリニック。男性は朝から酔っ払っていた
 大熊町の元原発作業員男性(59)が東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活で酒浸りになり半年以上が過ぎた。平成23年10月5日、酒癖の悪さで愛想を尽かされた元妻(63)と長女(35)、次女(34)に連れられて郡山市の大島クリニックのドアを開けた。  ...[記事全文

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原発事故関連死(64)はけ口 アルコール 依存からの脱却 妻に愛想尽かされ 酔いに任せ離婚届に判

再飲酒した男性に妻は離婚を迫った。酔った勢いで判を押した
 東京電力福島第一原発事故に伴う避難中、大熊町の元原発作業員男性(59)の「隠れ飲み」が始まった。娘婿の社員寮は新潟県柏崎市にあった。男性にとって3カ所目の避難先だった。間取りは2LDK。田村市や会津若松市の体育館のような騒がしさも、対人関係の煩わし...[記事全文

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原発事故関連死(63)はけ口 アルコール 依存からの脱却 車の中で「隠れ飲み」 物に当たり、死を望む

避難先の車の中で飲んだ缶ビールはうまかった。男性のアルコール依存症は車内の「隠れ飲み」から始まった
 東京電力福島第一原発事故で古里を追われた避難者の一部は心労をため込み、そのはけ口を酒に求める。多くの医療関係者が問題を指摘する。専門の医療機関で治療を受けても、アルコール依存症からの脱却は簡単ではない。  東日本大震災と原発事故発生間もない平成23...[記事全文

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原発事故関連死(62)はけ口 アルコール 救いの手 ふさがらない心の傷 住民間のつながり大切

住民の健康状態をチェックする阿部さん
 被災地のアルコール依存症の問題は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故があった本県だけのことではない。平成7年1月の阪神大震災、平成16年10月の新潟県中越地震でも社会に影を落とした。  新潟県小千谷市は家屋の倒壊などで19人の死者を出した。中越地...[記事全文

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原発事故関連死(61)はけ口 アルコール 救いの手 減酒・断酒へ寄り添う 本県に専門知識を移植

アルコール依存症の患者が入る久里浜医療センターの専門病棟
 平成26年度からアルコールに依存した本県避難者らへの支援に乗り出す神奈川県横須賀市の国立病院機構久里浜医療センター。被災者の心のケアと減酒・断酒指導が取り組みの中心となる。  アルコール依存症が懸念される住民の情報を各市町村の保健師から集め、医療機...[記事全文

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原発事故関連死(60)はけ口 アルコール 救いの手 酒量、ストレスに比例 自殺者との関連を推測

本県での支援活動について語る松下副院長
 神奈川県横須賀市の国立病院機構久里浜医療センターはアルコール依存症専門の医療機関だ。昭和38年に日本で初めてアルコール依存症専門病棟を設け、平成元年に世界保健機関(WHO)から国内唯一の「アルコール関連問題施設」に指定された。  平成26年度から、...[記事全文

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原発事故関連死(59)はけ口 アルコール 救いの手 現実逃避、悪循環招く 誰にでも依存の可能性

避難者を取り巻くアルコール問題に警鐘を鳴らす大島医師
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により古里を追われ、自宅も仕事も生きがいも奪われた。言いようのない喪失感にさいなまれる避難者。先行きを見通せない仮設住宅暮らしの中、酒を飲めば、ギャンブルに勝てば一時的に高揚感や満足感を得られる。  「今回の震...[記事全文

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原発事故関連死(58)はけ口 アルコール 避難者の絶望 「一口なら」と再飲酒 先行き思うと眠れずに

娘らに支えられ酒を断った島さん(左)。酒浸りの避難者の現状を見聞きすると心が痛む
 東京電力福島第一原発事故で避難先を転々としてから約7カ月後の平成23年10月、泥酔した浪江町樋渡の島英子さん(63)は姉(65)や娘たちに連れられて、郡山市にあるアルコール依存症の専門外来「大島クリニック」を受診した。  原発事故発生後の生活は乱れ...[記事全文

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原発事故関連死(57)はけ口 アルコール 避難者の絶望 酒だけが逃げ場 現実を忘れたくて

断酒して1年以上が経過したが、抗酒薬は手放せない
 「仮設住宅で朝から酔っている人の気持ちは痛いほど分かる」。浪江町樋渡の主婦島英子さん(63)は東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活でアルコール依存症になった。「古里に家があるのに帰れない悔しさ、家族がばらばらになったやるせなさ、寝付けない苦しさ....[記事全文

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原発事故関連死 南相馬市側が請求棄却求める 不認定取り消し訴訟

 南相馬市の男性が、亡くなった母親に対する震災関連死の不認定処分を取り消すよう同市に求めた訴訟の第一回口頭弁論が28日、福島地裁であった。市側は請求棄却を求める答弁書を提出した。  男性は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を受けて母親をはじめ家族...[記事全文

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原発事故関連死 精神科医の鑑定意見書を提出 相馬酪農家自殺訴訟

 東京電力福島第一原発事故で将来を悲観して自殺した相馬市の酪農家菅野重清さん=当時(54)=の妻(35)ら遺族が、東電に損害賠償を求めている訴訟の弁論準備手続きは27日、東京地裁であった。原告側は「自殺と原発事故に因果関係がある」とした精神科医の鑑定...[記事全文

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原発事故関連死 本県12団体で協議会

 本県では昨年11月、県や県社会福祉士会など12団体による県広域災害福祉支援ネットワーク協議会が発足した。災害時に福祉関係職員でチームをつくり、避難所などに派遣することを検討する。  東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の発生時、本県でも避難所に身...[記事全文

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原発事故関連死 「関連死」で17件和解 紛争解決センタ 自主避難1件含む

【表】
 政府の原子力損害賠償紛争解決センターによる和解仲介で、東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活で死亡する、いわゆる「原発事故関連死」と判断され、東電が遺族に死亡慰謝料を支払ったケースが少なくとも17件に上ることが分かった。このうち、避難区域以外からの...[記事全文

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原発事故関連死 28日に口頭弁論 南相馬の不認定処分取り消し訴訟

 南相馬市の男性が同市に対し、亡くなった母親の震災関連死の不認定処分取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論は、28日午前10時から福島地裁で開かれる。  訴状によると、原告の母親は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により入院していた病院が休業したた...[記事全文

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原発事故関連死 調停は不調 双葉病院の「避難指示」

 東京電力福島第一原発事故による避難で入院患者が死亡した双葉病院と女性患者=当時(91)=の遺族が県に対し、避難指示を出した経緯の調査などを求めた調停が27日までに、福島簡裁で行われた。申立人側、県とも主張を譲らず、調停は不調に終わった。  申立人の...[記事全文

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原発事故関連死 主治医の書面提出 いわきの関連死不認定処分取り消し訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で、うつ病を悪化させて自殺した夫の震災関連死の不認定処分を取り消すよう、いわき市の女性が市に求めた訴訟の第三回口頭弁論は24日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれた。  原告側は、男性の主治医が回答した男性の病状や...[記事全文

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原発事故関連死(56)ストレス 仮住まい 神戸の教訓 要望かなう仕組みを 避難長期化、生活が変化

神戸市役所に隣接する公園内で今もともる希望の灯り
 神戸市代表監査委員の桜井誠一さん(63)は市役所22階にある自室から真下の公園「東遊園地」を見下ろした。阪神大震災の犠牲者名を刻んだ「慰霊と復興のモニュメント」と「一・一七希望の灯(あか)り」がある。  平成7年1月17日に発生した震災。多くの建物...[記事全文

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原発事故関連死(55)ストレス 仮住まい 神戸の教訓 交流があつれき解消 「お茶会」今も憩いの場

災害公営住宅「市営新大池東住宅」で今も続けられているお茶会
 神戸市西区の西神第七仮設住宅から須磨区の災害公営住宅「市営新大池東住宅」に移った小山鉄男さん(73)は現在、市営住宅自治会長を務める。仮設住宅時代に「阪神高齢者・障害者支援ネットワーク」理事長の黒田裕子さんらと一緒に始めたお茶会は、住民の憩いの場と...[記事全文

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原発事故関連死(54)ストレス 仮住まい神戸の教訓 心の平穏醸成に腐心 膝突き合わせて対話

神戸市内のネットワークの事務所。黒田さんは今も被災住民と向き合う
 「仮設住宅では問題が次から次に起きた」。阪神大震災の被災者に寄り添う「阪神高齢者・障害者支援ネットワーク」理事長の黒田裕子さんは振り返る。  神戸市の西神第七仮設住宅。住民相互の意思疎通を図ろうと、敷地内で祭りをするとけんかを始める。パイプいすで殴...[記事全文

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原発事故関連死(53)ストレス 仮住まい 神戸の教訓 生活環境改善に奔走 団体設立、全国から支援

被災者の命を守る活動を続ける黒田さん
 阪神大震災を受け、神戸市長田区にある神戸協同病院の上田耕蔵院長(62)が生んだ「震災関連死」の概念。連日のように新聞紙上をにぎわせる、その5文字を食い入るように見詰める人物がいた。  神戸市から約20キロほど北東に離れた兵庫県宝塚市。市立病院看護師...[記事全文

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原発事故関連死 南相馬の男性 母親の震災関連死不認定 取り消し求め市提訴

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩し死亡した高齢の母親を、南相馬市が震災関連死に認定しなかったのは不当だとして、同市の男性が19日までに、市に対し不認定処分の取り消しを求める訴訟を福島地裁に起こした。不認定処分取り消しを求め...[記事全文

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原発事故関連死(52)ストレス 仮住まい 神戸の教訓 「福島が最も深刻だ 認定基準現状と落差

震災関連死の問題への取り組みを続ける上田院長
 東京電力福島第一原発事故に伴う長期避難中に命を落とす「原発事故関連死」。避難住民は、さまざまな心労を抱え、古里から遠く離れた仮設住宅や借り上げ住宅で望郷の念を抱く。  18年前の阪神大震災でも住まいが倒壊、焼失し、避難所や仮設住宅で多くの被災者が衰...[記事全文

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震災関連死 県内1605人に 避難長期化 直接死上回る

表(上)
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による避難などが要因で亡くなったとして、県内の市町村が震災関連死と認定した死者数が1605人となり、地震や津波による直接死1603人を上回ったことが17日、分かった。避難の長期化が背景にあり、早期帰還や災害公営...[記事全文

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原発事故関連死(51)ストレス 仮住まい 慣れない環境 減り続ける仮設住民 行政、実態の把握に苦心

郡山市の稲川原仮設住宅。夜間も駐車場はがらんと空いたままだ
 東京電力福島第一原発事故に伴う仮設住宅暮らしが長期化する中、住民同士のつながりが希薄になるという課題が浮かぶ。  郡山市富田町の稲川原仮設住宅。2階建ての9棟が並ぶ。平成24年1月31日に「帰村宣言」した川内村の村民が避難生活を送る。入居当初は子育...[記事全文

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原発事故関連死 避難生活もう限界 借り上げ・仮設住民が訴え 災害公営住宅整備を

福島市の仮設住宅で夫直延さんの遺影を見詰める近藤さん
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う県内の震災関連死認定数が直接死者数を上回ったことで、避難生活の過酷な実態があらためて浮き彫りとなった。仮設住宅や借り上げ住宅の住民は「窮屈な暮らしで、ストレスがたまる一方。もう限界だ」と声を上げ、行政に災...[記事全文

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原発事故関連死(50)ストレス 仮住まい 慣れない環境 友いない生活に嫌気 仮設に移り、少しは安心

二間ある仮設住宅に住み替え、運び込んだ介護用ベッド。7カ所目の避難所で初めて寝室ができた
 「借り上げ住宅での1人暮らしはつらかったね。1日中、誰ともしゃべらないでテレビ見てたんだ」  大熊町の無職渡部英雄さん(71)は平成23年7月から5カ月間、会津若松市のマンションを借り上げて住んだ。しかし、近くに友達もいない生活に嫌気が差した。  ...[記事全文

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原発事故関連死(49)ストレス 仮住まい 慣れない環境 入居後も体調戻らず 東の空に「古里」を思う

進さんの遺影の周りには、スナップ写真がにぎやかに並ぶ
 富岡町から郡山市南一丁目の仮設住宅に避難している無職関根富子さん(66)は夫の進さん=当時(72)=の遺影を見て、ある言葉を思い出した。「おい、とみ(富子さん)。俺が死んだときの写真を撮ってくれないか」。急性脳梗塞で倒れる平成23年12月の1カ月ほ...[記事全文

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原発事故関連死(48)ストレス 仮住まい 慣れない環境 避難所 心身むしばむ 「仮設に移れたのに...」

穏やかな表情で近所の子どもおんぶする進さん=平成23年11月
 郡山市南一丁目の仮設住宅の1室に1枚の写真が飾られている。男性が、近所の子どもをおんぶし穏やかな表情を見せていた。  2年前の冬、富岡町から避難する無職関根富子さん(66)の夫進さん=当時(72)=は仮設住宅の前で突然倒れた。冗談半分で遺影用の写真...[記事全文

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原発事故関連死(47)ストレス 仮住まい 生きがい喪失 「笑顔でいるのが一番」 夫の残した言葉支えに

俊明さんが記していた日誌。残りのページは絹子さんが引き継いだ
 浪江町小野田の陶(すえ)絹子さん(65)は、大堀相馬焼「大陶(だいとう)窯」の4代目で夫の俊明さん=当時(69)=に先立たれた7月から心にぽっかりと穴があいたままだ。  「大海に突然、放り出されたような感じ。一人は寂しいもんだね」  俊明さんと昭和...[記事全文

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原発事故関連死 3年分のカルテ提出し主張補強 双葉病院遺族訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して死亡したとして、大熊町の双葉病院の男性患者=当時(98)=と、隣接する系列の介護老人保健施設の女性入所者=当時(86)=の遺族が、東電を相手取り損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは12日、東京地裁で...[記事全文

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原発事故関連死(46)ストレス 仮住まい 生きがい喪失 育ての親認定されず 60年一緒に暮らしても

福島市の避難所にいたころの大場さん(中央)と俊明さん(左)、絹子さん(右)。大場さんは避難所を転々とし歩けなくなった
 東京電力福島第一原発事故で避難を強いられた浪江町の大堀相馬焼「大陶(だいとう)窯」の4代目、陶(すえ)俊明さん=当時(67)=と妻の絹子さん(65)にとって、福島市のパルセいいざかは3カ所目の避難所だった。俊明さんは、60年間一緒に暮らしてきた育て...[記事全文

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原発事故関連死(45)ストレス 仮住まい 生きがい喪失 不満、苦情に耳傾け 行政区長として絆守る

陶さんが身に着けていた麦わら帽子。大堀相馬焼の走り駒を自分で描いた
 「せめてもの救いは、大好きな遺跡発掘現場で亡くなったことかな」  浪江町小野田の陶(すえ)絹子さん(65)は、夫の俊明さん=当時(69)=が倒れた当時、二本松市のトロミ遺跡でかぶっていた麦わら帽子を大事に保管している。帽子の側面には国指定伝統的工芸...[記事全文

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原発事故関連死(44)ストレス 仮住まい 生きがい喪失 窯も家もあるのに 4代目、心労重なる

避難先で走り駒の絵付けをする陶さん。大堀相馬焼の再興を目指していた=北塩原村、平成23年
 「走り駒」が描かれた器を窯から取り出す。「ピーン」という澄んだ音が響き、「青ひび」が入る。国指定伝統的工芸品「大堀相馬焼」の大陶(だいとう)窯4代目で陶緑(すえみどり)商店主の陶(すえ)俊明さん=当時(69)=にとって、窯出しの音は、この上ない喜び...[記事全文

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原発事故関連死 原発事故前のカルテ提出 双葉病院患者の遺族訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して死亡したとして、大熊町の双葉病院の男性患者2人=当時(97)、(73)=の遺族が東電を相手取り損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは29日、東京地裁で開かれた。原告側は、患者の原発事故前3年分のカルテ...[記事全文

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原発事故関連死 診断書など提出 双葉病院患者死亡賠償訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院の男性患者=当時(62)=の遺族が東電を相手取り損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは22日、東京地裁で行われた。原告側は、男性患者が避難後に入院した病院の診断書など...[記事全文

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原発事故関連死 診断書を提出 浪江の自殺遺族賠償訴訟

 浪江町の五十崎喜一さん=当時(67)=が東京電力福島第一原発事故による避難生活を苦に自殺したとして、遺族3人が東電に対し約7600万円の損害賠償を求めた訴訟の第4回口頭弁論は19日、福島地裁(潮見直之裁判長)であり、原告側は喜一さんの主治医の診断書...[記事全文

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原発事故関連死 原告、和解案を拒否 川俣の自殺遺族賠償訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難中に自殺した川俣町山木屋の渡辺はま子さん=当時(58)=の夫幹夫さん(63)ら遺族4人が、東電に約9000万円の損害賠償を求めた訴訟の第6回口頭弁論は19日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれ、原告側は裁判所が示し...[記事全文

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原発事故関連死 避難時の記録で原告反論 双葉病院の患者死亡訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して死亡したとして、大熊町の双葉病院の男性患者=当時(67)=の遺族が東電を相手取り損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは15日、東京地裁で開かれた。原告側は、東電側が求めていた避難時の診療経過について「...[記事全文

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原発事故関連死 死亡男性の診断書提出 いわきの震災関連死認定訴訟

 いわき市の女性が市に対し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う避難で、うつ病を悪化させて自殺した夫の震災関連死の不認定処分を取り消すように求めた訴訟の第2回口頭弁論は29日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれ、死亡した男性の主治医が証拠とし...[記事全文

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原発事故関連死 避難時の診療経過 東電側追加求める 双葉病院賠償訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院と隣接する系列の介護老人保健施設の患者・入所者計2人の遺族が東電を相手取り損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは23日、東京地裁で開かれた。東電側は、原告側が提出した...[記事全文

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原発事故関連死 遺族、来月にも東電提訴 避難中不明女性に「失踪宣告」 双葉病院賠償訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴い、双葉病院からの避難途中に行方不明になった認知症の女性=当時(88)=に対し、家裁相馬支部は16日までに失踪宣告をして、民法上、女性は死亡扱いとなった。女性の遺族は「死亡は原発事故と因果関係がある」として、11月中にも...[記事全文

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原発事故関連死 避難長期化で自殺増 県内1~8月 被災3県で最多15人 古里離れストレス

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に関連する県内の自殺者が増加傾向にあることが内閣府のまとめで分かった。今年は8月末現在で15人に上り、昨年1年間の13人、一昨年の10人を既に上回っている。岩手県の5倍で被災3県で最も多い。専門家は古里を離れて...[記事全文

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原発事故関連死 医師の報告書提出 双葉病院遺族損害賠償訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して死亡したとして、大熊町の双葉病院に入院していた男性患者=当時(73)=の遺族が、東電に対し損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは8日、東京地裁で開かれた。原告側は、男性の病状を記した同病院医師の報告書...[記事全文

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原発事故関連死 精神不安書面で示す 相馬酪農家自殺訴訟口頭弁論で原告側

 東京電力福島第一原発事故で将来を悲観して自殺した相馬市の酪農家菅野重清さん=当時(54)=の妻(35)ら遺族が、東電に対し約1億2600万円の損害賠償を求めている訴訟の第2回口頭弁論は7日、東京地裁(中山孝雄裁判長)で開かれた。原告側は準備書面で「...[記事全文

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原発事故関連死 県側、回答を保留 双葉病院の「避難指示」調停

 東京電力福島第一原発事故による避難で入院患者約40人が死亡した双葉病院と、女性患者=当時(91)=の遺族が県に対し、避難指示を出した経緯について調査・公表などを求めた第1回調停が2日、福島簡裁で開かれた。県側は「検討する」として回答を保留した。  ...[記事全文

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「原発事故関連死」明確化 長期避難死者災害弔慰金制度に反映 根本復興相 因果関係の証明課題

根本匠復興相
 根本匠復興相(衆院本県2区)は30日、東京電力福島第一原発事故に伴う長期避難で死亡したケースを「原発事故関連死」と明確にし、現行の災害弔慰金制度などに反映させる考えを明らかにした。福島民報社のインタビューに答えた。現行制度では、震災関連死として地震...[記事全文

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原発事故関連死 いわきの震災関連死 認定訴訟 市側、争う姿勢 「避難と自殺 関連性ない」 福島地裁

 いわき市の女性が市に対し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う避難で、うつ病を悪化させて自殺した夫の震災関連死の不認定処分を取り消すように求めた訴訟の第1回口頭弁論は17日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれ、市側は「避難と自殺に関連性はな...[記事全文

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原発事故関連死(43)命の重さ 慰謝料 迫る時効 新法の成否 救済の鍵 問われる国会の「本気度」

国会では消滅時効に関する議員立法を目指す動きがある。与野党の議論の行方に注目が集まる
 死亡慰謝料など損害賠償請求権の民法上の消滅時効は3年だ。福島第一原発事故を起こした東京電力は時効を理由に請求を妨げないとしているが、法的裏付けはない。今後も増えるとみられる関連死を救済できるのか。  「東電に時効への対応を委ねるのは危うい」。福島市...[記事全文

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原発事故関連死(42)命の重さ 慰謝料 迫る時効 東電任せでいいのか 長期避難に対応した法を

時効の中断措置を定めた特例法の条文。対象がADR利用者に限られるなど、救済制度としては不十分との声が挙がる
 東京電力福島第一原発事故から2年半となった今なお、約14万7000人が避難生活を続ける。東電への損害賠償を請求できなくなる可能性が浮上している。民法は損害賠償の請求権が失われる時効を3年とする。  今年5月、衆参両院は全会一致で「特例法」を成立させ...[記事全文

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原発事故関連死(41)命の重さ 慰謝料 法律家の闘い 「自己責任」問うのか 体調不良や精神的弱さ

被災者の求めに応じて奮闘する弁護士の白鳥さん
 東京電力福島第一原発から北側に25キロほど離れた南相馬市原町区にある新開法律事務所の南相馬事務所。原発事故に伴い、一時緊急時避難準備区域となった。東日本大震災から2年6カ月が経過した現在も、原発事故による慰謝料請求などの相談に訪れる住民が後を絶たな...[記事全文

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原発事故関連死(40)命の重さ 慰謝料 法律家の闘い 時効の影付きまとう 「消滅」撤廃求め意見書

ADRの申し立て内容について話し合う弁護団員=7月24日、東京都
 東京電力福島第一原発事故からあすで2年半を迎える。民法の損害賠償請求権の消滅時効は3年だ。このままで被害者を救えるのか-。和解仲介に携わる多くの弁護士は、焦りの色を隠せない。  東電の広瀬直己社長は1月、請求権の消滅期間を過ぎても損害賠償に対応する...[記事全文

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原発事故関連死(39)命の重さ 慰謝料 法律家の闘い 事業者の無過失前提 支払額 交通事故に満たず

医療過誤や労災などの賠償に用いられる「赤い本」。「無過失責任」が前提のADRでは、死亡慰謝料は交通事故に満たない
 原発事故関連死の死亡慰謝料の賠償額算定は、交通事故を例に考えられている。東京都港区の「原発被災者弁護団」副団長の大森秀昭さん(55)は、頼らざるを得ない過去の基準に違和感を抱いていた。  司法の世界は判例が重要視される。「民事交通事故訴訟 損害賠償...[記事全文

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原発事故関連死 東電側、争う姿勢 双葉病院遺族損害賠償訴訟 第1回口頭弁論

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院の60代男性患者の遺族が東電に対して約3300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が6日、東京地裁(三角比呂裁判長)で開かれた。東電側は請求棄却を求め、同病院遺...[記事全文

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原発事故関連死 1459人、半年前から144人増 避難長期化ストレスに

 原発事故で古里を追われ、避難生活中に命を落とす「原発事故関連死」が増え続けている。長期避難によるストレスが主な原因とされる。  県によると、9月1日現在の震災による死者は3279人。このうち、津波や建物の倒壊などによる「直接死」は1599人、死亡認...[記事全文

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原発事故関連死(38)命の重さ 慰謝料 法律家の闘い 事故の影響どこまで 東電、膨大な資料要求

原発事故が避難者の死に与えた影響を考える大森さん
 東日本大震災から11日で2年6カ月を迎える。震災関連死の認定を受けた県民は1450人を超えた。東京電力福島第一原発事故と死亡との因果関係が見えづらくなる中、市町村などの関連死認定作業は長期化する傾向にある。  避難区域がある南相馬市小高区。避難中に...[記事全文

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原発事故関連死(37)命の重さ 慰謝料 遺族の嘆き 3世代家族が分散 交通費負担のしかかる

母キヨエさんの遺影に手を合わす遠藤さん
 「裁判外紛争解決手続き(ADR)で母の死と原発事故の因果関係をはっきりさせたい」。南相馬市小高区の農業遠藤充人(みつひと)さん(75)は政府の原子力損害賠償紛争解決センターに死亡慰謝料などを求めて申し立てた理由を明かす。母キヨエさん=当時(93)=...[記事全文

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原発事故関連死(36)命の重さ 慰謝料 遺族の嘆き 「責任を認めて」 弔慰金は葬儀費に

キヨエさんの死亡診断書。直接死因の欄には「老衰」とだけ記入されていた
 南相馬市小高区の農業遠藤充人(みつひと)さん(75)が東京電力福島第一原発事故に伴い、市北部の鹿島区にある西町公園仮設住宅に移り住んで2年が過ぎた。自宅は東日本大震災の津波で被災し、原発事故によって避難指示解除準備区域になった。「戻るつもりはない」...[記事全文

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原発事故関連死 東電側争う姿勢 双葉病院遺族損害賠償訴訟第1回口頭弁論

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院の70代男性患者の遺族が東電に対して約3300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が28日、東京地裁(中山孝雄裁判長)で開かれた。東電側は請求棄却を求めた上で「...[記事全文

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原発事故関連死 「不認定」取り消しを いわきの女性夫の自殺で提訴

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う避難で夫がうつ病を悪化させて自殺したとして、いわき市の女性が27日までに、災害関連死の不認定処分を取り消すよう同市に求める訴訟を福島地裁に起こした。  訴状によると、女性と夫は震災後の一昨年3月15日、い...[記事全文

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原発事故関連死 和解条件の提示求める 川俣の自殺女性遺族賠償訴訟原告に裁判長

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難中に自殺した川俣町山木屋の渡辺はま子さん=当時(58)=の夫幹夫さん(63)ら遺族4人が、東電に約9000万円の損害賠償を求めた訴訟の第5回口頭弁論が30日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれた。潮見裁判長は、次回...[記事全文

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原発事故関連死 東電「因果関係が不明確」 双葉病院患者遺族訴訟第1回弁論 請求棄却求める 東京地裁

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院の男性患者1人の遺族が東電に対して約3300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が26日、東京地裁(三角比呂裁判長)で開かれた。東電側は請求棄却を求めた上で「原...[記事全文

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原発事故関連死 東電、請求棄却求める 双葉病院患者ら3人の遺族訴訟 東京地裁第1回弁論

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院と隣接する系列の介護老人保健施設の患者・入所者合わせて3人の遺族が東電を相手取り1人当たり約3300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が17日、東京地裁で開か...[記事全文

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原発事故関連死(35)命の重さ 弔慰金 法律家の目線 「被害は続いている」 救済策、国に求める声

災害弔慰金制度の資料などを確認する新開さん
 東京電力福島第一原発事故から2年3カ月余りを経過した。廃炉作業は汚染水漏れや機器のトラブルが相次ぎ、依然として安定していない。双葉郡を中心に長期間立ち入ることができない「帰還困難区域」が広範囲に設定された。  災害弔慰金の申し出受け付けはいつまで継...[記事全文

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原発事故関連死(34)命の価値 弔慰金 法律家の目線 「天変地異とは違う」 法の未整備にいら立ち

災害弔慰金の支給等に関する法律をとじ込んだ新開さんのファイル。原発事故に適用することに納得できない思いが募る
 福島市松木町の法律事務所。弁護士の新開文雄さん(61)は東京電力福島第一原発事故後、行政が遺族に対し、弔慰を示す災害関連死制度にぼんやりとした違和感を感じてきた。制度が地震や津波による被害を対象にしているためだ。  原発事故から2年3カ月余。不自由...[記事全文

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原発事故関連死(33)命の重さ 弔慰金 行政の対応 認定審査で意見衝突 因果関係の見極め困難に

ある自治体が審査委員会の開催に使っている会議室。原発事故による避難と死因との因果関係の見極めは時間がたつにつれ難しくなっている
 県内のある自治体の審査委員の男性弁護士は今年6月上旬、遺族が提出した書類の内容を思い起こし、重い口を開いた。「情報が足りないんだ。判断が難しくなっている」。東京電力福島第一原発事故後、自治体から審査委員になるよう要請された。「地元に密着した法律の専...[記事全文

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原発事故関連死(32)命の重さ 弔慰金 行政の対応 長期避難増える申請 認定作業は市町村任せ

災害弔慰金の申し出や相談を受け付ける南相馬市の窓口。社会福祉課の職員が対応に当たる
 南相馬市は東京電力福島第一原発事故によって、南部が警戒区域などの避難区域となった。  避難区域の再編から1年2カ月となった今年6月上旬。本来であれば相馬野馬追を控え、活気にあふれている時期だ。人影まばらな小高区は原発事故の影響を特に色濃く残す。  ...[記事全文

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原発事故関連死(31) 命の重さ 弔慰金 行政の対応 滞った支給重い責任 不認定には独自見舞金

町総務課の機能が入る町保健センター。遺族から原発事故関連死の相談が相次ぐ
 東京電力福島第一原発事故から2年余りが過ぎた今年4月17日、川俣町はようやく遺族から災害関連死認定に伴う弔慰金の申し出の受け付けを始めた。  町保健センター内に移転している町総務課には連日、相談が寄せられる。「対応が遅くなりました」。窓口に立つ職員...[記事全文

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原発事故関連死(30) 命の重さ 弔慰金 行政の対応 「県の通知」見落とす 2年放置に厳しい視線

町役場機能が入る町保健センターで業務に当たる高橋さん
 川俣町は東日本大震災で庁舎が壊れ、町保健センターなどに役場機能を移している。  6月上旬、蒸し暑いセンターの1室。町総務課長の高橋清美さん(58)は書類に目を落とした。町が5日に委嘱したばかりの町災害弔慰金支給審査委員会の委員名簿だ。「やっと動き出...[記事全文

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原発事故関連死(29) 命の重さ 弔慰金 苦悩する遺族 不手際にも謝罪なし 町の対応に不信感募る

借り上げ住宅の窓から外の風景を見詰める渡辺さん。山木屋に帰れず、苦しい避難生活が続く
 川俣町山木屋から福島市に避難している無職渡辺彦巳(ひこみ)さん(60)は今年4月中旬、母親の看病を続けていた。9カ月ほど前、町内の介護福祉施設から同市の高齢者マンションに転居した母マチさん=当時(86)=は体調を崩し、市内の病院に入院した。  4月...[記事全文

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原発事故関連死(28) 命の重さ 弔慰金 苦悩する遺族 認定、市町村に差 「同じ避難区域なのに」

川俣町災害対策本部があった町保健センター。事故直後は避難中の死を災害弔慰金の対象外とした
 川俣町山木屋の無職渡辺彦巳(ひこみ)さん(60)が福島市の避難先に腰を落ち着けて50日ほどたった平成23年7月中旬。2カ月ほど前に死去した父の義亥(よしい)さん=当時(87)=の災害弔慰金の申し出をするため、川俣町の災害対策本部がある町保健センター...[記事全文

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原発事故関連死(27) 命の重さ 弔慰金 苦悩する遺族 避難「間違っていたか」 自責の念日に日に強く

山木屋で生活していたころの義亥さんとマチさん
 川俣町山木屋の無職渡辺彦巳(ひこみ)さん(60)は、衰弱していく父義亥(よしい)さん=当時(87)=を車に乗せ、埼玉県草加市の入院先から約200キロ離れた自宅に戻った。東京電力福島第一原発事故から約半月が経過した平成23年4月2日だった。「着いたよ...[記事全文

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原発事故関連死(26) 命の重さ 弔慰金 苦悩する遺族 申し出まで2年も 避難「対象外」とされ

記入した申し出書に目を落とす渡辺さん
 福島市郊外の7階建てマンション。借り上げ住宅として川俣町山木屋の無職渡辺彦巳(ひこみ)さん(60)一家が引っ越してから2年が経つ。東京電力福島第一原発事故により古里は計画的避難区域に設定された。  原発事故直後の平成23年3月、一時的に避難した。拒...[記事全文

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原発事故関連死 東電へ1億2500万円賠償提訴 双葉病院患者ら4人の遺族

訴えの内容を説明する新開弁護士(右)=10日、東京・司法記者クラブ
 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院と隣接する系列の介護老人保健施設の患者・入所者合わせて4人の遺族15人は10日、東電に対して総額約1億2500万円の賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。司法が原発事...[記事全文

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1億2600万円求め東電提訴 相馬の酪農家遺族「原発事故で夫自殺」

 東京電力福島第一原発事故で将来を悲観して自殺した相馬市の酪農家菅野重清さん=当時(54)=の妻(35)と小学生の息子2人は30日、東電に約1億2600万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。  菅野さんは乳牛約40頭を飼育していたが、事故後...[記事全文

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原発事故関連死 震災関連死 本県1383人 全国の半数超、半年で262人増 3月末現在

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う体調悪化などで亡くなった本県の「震災関連死」の人数は3月末現在、1383人で、全国の2688人に対し51.5%と初めて半数を超えた。復興庁が10日、発表した。発生から1年以上経過して亡くなったのは129人...[記事全文

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原発事故関連死 独居世帯に声掛け徹底 浪江町仮設自治会長会 孤独死再発防止へ会議 二本松

 東京電力福島第一原発事故で二本松市に避難している浪江町の仮設住宅の男性が4月に孤独死した問題を受け、仮設住宅の自治会長会は7日、市内の浪江町役場で再発防止に向けた会議を開いた。独居世帯への声掛けを徹底することなどを申し合わせた。  熊川勝自治会長会...[記事全文

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原発事故関連死 川俣町が見舞金40万円 認定されなかった遺族対象

 川俣町は24日までに、東京電力福島第一原発事故後に死亡し、原発事故による震災関連死認定を受けることができなかった避難者の遺族に見舞金40万円を支給する救済制度を開始した。  対象は避難による移動や避難所生活が原因で死亡し、町の原発事故関連死審査会で...[記事全文

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原発事故関連死 避難で移動平均7回 復興庁、県内35人を分析 最多は16回

 復興庁は29日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による避難生活で体調を崩すなどして震災関連死と認定された人のうち、県内で震災発生2年目以降に亡くなった35人について分析した結果を公表した。  35人は避難指示を受けた南相馬、楢葉、富岡、川内、...[記事全文

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原発事故関連死 南相馬の5高齢者施設入所者 避難後、死亡率2.7倍に

 東京電力福島第一原発事故に伴い避難を余儀なくされた南相馬市の5カ所の高齢者施設で、入所者の原発事故後約1年間の死亡率が、過去5年間の死亡率と比べて約2・7倍に上ることが、東京大大学院医学系研究科国際保健政策学教室の野村周平氏(24)の調査で分かった...[記事全文

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原発事故関連死 施設入所者の避難計画整備 新年度県、まず特養などで着手 体調悪化や長時間移動対応盛り込む

 東京電力福島第一原発事故に伴い長時間の移動をさせられた高齢者施設で多数の死者が出たことを教訓に、県は平成25年度、大規模災害発生時に、施設に入所する「災害弱者」が被災地外の施設に安全に最短ルートで避難できる態勢を整える。まず、重度の要介護者らが生活...[記事全文

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原発事故関連死(25)「母の死で金取り」 思わぬ非難、家族苦悩

はま子さんの遺影に訴訟の経過を報告する幹夫さん
 川俣町山木屋の渡辺はま子さん=享年(57)=の自殺について、福島第一原発の事故を起こした東京電力の責任を追及する夫幹夫さん(62)の闘いの場は法廷に移ることになった。  平成24年春、提訴に向けた準備が本格化した。原告は幹夫さんと長男、次男、長女の...[記事全文

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原発事故関連死(24)「因果関係」を確信 死の償い、遺影に誓う

川俣町の仮設住宅で裁判資料を読む幹夫さん
 「はま子は原発事故で精神的な病気になって自殺したんだよ」  渡辺幹夫さん(62)は東京電力福島第一原発の事故によって、川俣町山木屋の自宅から福島市小倉寺に避難してからの妻はま子さん=享年(57)=の衰退ぶりを思い起こし、そう確信している。  原発事...[記事全文

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原発事故関連死(23)自ら火を付けた妻 死者には書類届かず

はま子さんが自殺した焼却場。奥に自宅が見える
 「はま子、はま子」。渡辺幹夫さん(62)は川俣町山木屋の自宅敷地で自殺を図った妻はま子さん=享年(57)=を見つけ、叫んだ。平成23年7月1日午前7時ごろだった。  東京電力福島第一原発事故による避難でふさぎ込んでいた妻を励まそうと前日、2人で計画...[記事全文

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原発事故関連死(22)自宅も職場も失い 「山木屋に帰りてえ」

はま子さんが自殺する前日に一時帰宅した山木屋の自宅
 計画的避難区域に指定された川俣町山木屋から福島市小倉寺に避難した渡辺はま子さん=享年(57)=にとっては、初めてのアパート暮らしだった。  「話し声がでかい」。はま子さんは何度も夫の幹夫さん(62)に注意した。八部屋あった山木屋の自宅と比べるとアパ...[記事全文

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原発事故関連死(21)妻の自殺責任問う 東電の反論に悔しさ

第3回口頭弁論に出廷するため福島地裁に入る幹夫さん=2月26日
 東京電力福島第一原発の事故は多くの人々から夢や未来を奪った。避難生活に将来を悲観して自ら命を絶った人もいる。彼らはどんな気持ちで自殺を選んだのか。残された家族は何を思うのか。    ◇  ◇  2月26日、福島地裁。川俣町山木屋の渡辺はま子さん=享...[記事全文

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