白鳥の餌が不足している高野池
福島県鏡石町の白鳥飛来地・高野池は餌不足のため“寒い冬”を迎えている。餌付けをしている高野池白鳥を守る会は備蓄が底をついたため、給餌を6日から朝夕2回から朝1回だけに制限し、地域から寄せられたばかりの餌で急場をしのいでいる。北帰行まではあと1カ月ほどとみられ、くず米、古米、パンくずの提供を呼び掛けている。
高野池白鳥を守る会の鈴木善行さんによると池には例年、ピーク時に約2000羽の白鳥が飛来する。昨年1月は観測史上最多となる2356羽を記録した。
今年の飛来は11日現在、例年の半数程度の1140羽にとどまっているが、確保した餌も例年より少ない。さらに今月に入ってカモの大群が連日押し寄せており、白鳥に餌が届きにくい状況が続いているという。餌付けをして28年になる鈴木さんは「暖冬の影響か、例年になくカモが多く白鳥は各地の飛来地に分散している」と分析している。
例年3月20日ごろに始まる白鳥の北帰行は、暖冬の影響で今年は3月初めに早まるとみている。鈴木さんは「飛来数は少ないが、北帰行まであと1カ月。何とか十分な餌を与えて無事に帰ってもらいたい」と語る。
餌の提供は町産業課で受け付けている。電話0248(62)2118へ。


