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至高のアニメ美術 山本二三展が開幕 福島

「もののけ姫」の背景画(左)など、細密で色彩豊かな作品が並ぶ会場

 情感あふれる細密な背景画で名作に命を吹き込んできたアニメーション画家山本二三(にぞう)さんの作品展「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」は12月6日、福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で開幕した。初日から多くの美術ファンが訪れ、山本さんの世界に浸った。来年1月28日まで。
 福島民報社が創刊125周年記念事業として主催した。県文化振興財団の共催、JA共済の協賛。山本さんが代表取締役を務める美術スタジオ絵映舎とNPO法人子ども未来クラブの協力、神戸新聞社の企画協力。
 多くの人に愛される「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」「時をかける少女」の背景画をはじめ、裏磐梯で取材した描き下ろしの風景画「葉月の磐梯山」など約220点を展示している。

■山本さんのトーク楽しむ
 初日は山本さんのギャラリートーク(作品解説会)もあり、山本さんが制作の秘話や作品の特徴を紹介し、来場者と交流した。
 スタジオジブリのヒット作「もののけ姫」については制作の際、屋久島を取材した思い出などを説明し、「絵の柔らかさを追求している。目線をはね返さない、癒やしの絵を心掛けている」と語った。山本さんのサイン会も開かれた。
 1月6日も山本さんのトークショーとサイン会を催す。翌7日は背景画制作の様子を公開する。

■開幕祝いセレモニー
 初日はセレモニーを催し、関係者が開幕を祝った。
 福島民報社の高橋雅行社長は「日本アニメ界のトップランナーの背景画を楽しめる」とあいさつし、安斎睦男県文化スポーツ局長が祝辞を述べた。
 山本さんは長崎県出身。岐阜県の高校卒業後に上京した際、福島県出身者が経営・勤務する工場で働きながら勉学に励んだ経験を明かし「福島の方々がいなければ今の私はない。(展示会開催で)ご恩を少しでも返せたのではないかとうれしく思う。絵の力で東日本を応援していきたい」と語った。
 山本さん、高橋社長、杉昭重県文化振興財団理事長、菅野好雄全共連県本部長、安斎県文化スポーツ局長、吉田栄光県議会議長、小林香福島市長、大場秀樹NPO法人子ども未来クラブ理事長、山本さんと親交がある福島市の大内正さんがテープカットした。
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 開館は午前10時から午後5時(入館は午後4時半)まで。土曜日の開館は午後8時(入館は午後7時半)まで。12月31日と1月1日は休館。一般1000円、中学・高校生800円、小学生以下無料。問い合わせは福島民報社事業局 電話024(531)4171へ。

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