ふくしま復興大使・ふくしまからのメッセージ

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未来担う決意新た 「小法師」に県民の心込め 歓迎式典 江東区長に贈る

山崎江東区長に起き上がり小法師を手渡す(右から)復興大使の根本君、柳沼君、笹山さん、玉川さん、五十嵐さんと高橋社長

 千石船の復元船「みちのく丸」が接岸した東京・有明埠頭の歓迎式典会場では、式典に臨んだ復興大使5人と福島民報社の高橋雅行社長が、有明埠頭がある江東区の山崎孝明区長に起き上がり小法師(こぼし)を贈った。

 江東区の避難者受け入れなどの支援に感謝の意を表すとともに、「七転び八起き」の精神で復興にまい進する県民の姿を伝えようと贈呈した。起き上がり小法師には「ふくしまは負けない」と記されている。

 復興大使と高橋社長から手渡された山崎区長は「区長室に飾りたい」と笑みを浮かべた。江東区は関東大震災や東京大空襲で多数の死者を出すなど大きな被害を受けたが復興を遂げ、現在は発展を続けている。


■「感動を届けた」 根本復興相
 式典では、根本匠復興相が「世界のモデルとなる社会を形成する」と被災地の復興に全力を挙げる姿勢を強調。みちのく丸について「各地に勇気と元気と感動を届けた」とたたえた。

 山崎区長は「江東区は悲惨な歴史を乗り越えた。東北地方も必ず復興する」と述べ、今後も被災地支援を続ける意向を示した。東京都民銀行の柿崎昭裕頭取もあいさつした。

 みちのく丸の側面には、航海中に寄港先の住民がメッセージを寄せた横断幕が掲げられた。


■船内を公開
 式典終了後、みちのく丸の船内が公開され、首都圏などから多くの見物客が訪れた。

 カメラで雄姿を撮影した相模原市の無職土屋元蔵さん(71)は「船を目にしたことで、被災地復興の願いを強くした。多くの人たちが同じ思いを抱くのではないか」と語った。


■復興庁も訪れ 業務を理解
 歓迎式典に臨んだ復興大使の5人は、みちのく丸を見学し、復興大使として活動する決意を新たにした。

 玉川優希さん(14)=湯川村、湯川中2年=はびっしりと書き込まれた横断幕のメッセージに見入り、「被災者が記した『あきらめない』『がんばっぺ』などの言葉に励まされた」と語った。根本高志君(14)=中島村、中島中2年=は横断幕に「福島の魂は不滅だ」との言葉を見つけ「胸に迫るものがあった」と感慨深げだった。

 笹山佳会(よしえ)さん(20)=大玉村、店員=はみちのく丸が青森県から東京湾まで航海したことに「木造の船を少人数で動かしてきたことに感動した」と瞳を輝かせた。

 復興大使は復興庁も訪れ、被災地復興に向けた業務を学んだ。

 担当職員から復興庁の役割や組織、福島県内での取り組み状況などについて説明を受けた。五十嵐梓さん(14)=三島町、三島中3年=は「復興の目標を立てて業務を進めていることが分かった」と話した。柳沼大輝君(16)=本宮市、須賀川桐陽高2年=は本県の農林水産物の風評被害に触れ、「風評をなくすため、PR活動にさらに力を入れてほしい」と望んだ。


■うつくしま復興大使 千石船事業参加者(敬称略)
根本 高志14 中島村、中島中2年
玉川 優希14 湯川村、湯川中2年
五十嵐 梓14 三島町、三島中3年
柳沼 大輝16 本宮市、須賀川桐陽高2年
笹山 佳会20 大玉村、店員

カテゴリー:復興へ帆を張ろう 千石船―せんごくぶね― 東廻り航路文化交流

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