ふくしま復興大使・ふくしまからのメッセージ

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NYの空に歌声を 「復興特別大使」県おかあさん合唱連盟

初めて合同練習する県おかあさん合唱連盟の合唱団員

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に負けない本県の姿を歌声に乗せ、米国ニューヨークの空へ。郡山市公会堂で19日に行われた県おかあさん合唱連盟に対する「うつくしま復興特別大使」の委嘱状交付式で、団員は福島の今と支援に対する感謝を歌で伝えることを誓った。出演する「カーネギー日米合唱祭〜福島から世界へ〜」は音楽の殿堂・カーネギーホールで開かれる。練習にも自然と力が入った。


■委嘱状交付式 練習熱く

 音楽祭で披露する予定の5曲のうち、「そして、春〜福島から世界へ〜」は俳人の黛まどかさんが作詞し、作曲家の千住明さんが作曲した。歌詞には故郷の情景が詠(うた)われている。原発事故で全村避難を強いられた飯舘村の「飯舘お母さんコーラス」の団員菅野允子さん(67)は「古里へ必ず帰るんだという決意を込めて歌う」と前を向いた。

 震災前は南相馬市小高区で暮らしていた鈴木三智子さん(56)は、避難先の福島市で「福島メール・ハーモニー」に加入し合唱を続けている。「歌がなければ今も打ちひしがれていたと思う。ここまで元気になったということを表現したい」と力を込めた。

 指揮者の岡部富士夫さん(66)=郡山女子大短期大学部教授=は「音楽を通した国際交流ができればうれしい」と話した。

 合唱祭は、震災と原発事故の復興を後押ししようと、NPO法人「9・11風の環コンサート」の代表でいわき市に実家がある白田正樹さん(ニューヨーク在住)が企画した。福島民報社の橋渡しで連盟の出演が実現した。


□合唱団員
 委嘱を受けた県おかあさん合唱連盟の合唱団員は次の通り。

 ◇団長=三宅祐子(県おかあさん合唱連盟会長)◇指揮者=岡部富士夫(郡山女子大短期大学部教授)◇伴奏者=安藤玉枝(ピアノ奏者)◇団員▽福島市おかあさん合唱団(福島)=加藤洋子、赤井ミエ子、吉田純子、樽川光子、菅野幸子、岡崎嘉子、高橋美枝子、逸見文子▽福島メール・ハーモニー(福島)=三宅祐子、高橋静子、三品一恵、宍戸真理子、小野寺武子、丹治啓子、鈴木三智子、梅田浩子、河上倶子、小山嘉子、原田南、三本杉泰子、馬場サキ子、渡辺満智子、松縄泰子、高橋浜子、斎藤憲子、星由美子、木幡真由美、鈴木孝子、吉田真実子、根本ヤス、志賀扶美子、深田和子、大高和子、長久保タツ子、菅野直美▽やながわ女声コーラス(伊達)=池田君子、田中洋子、井幡ひで、新垣文恵、谷口幸子、石川美奈▽国見フラウェン(国見)=中村ヨシ子、佐藤明子、渡部良子▽桑折女声コーラス(桑折)=佐藤みな子▽コーロ・ブリランテ保原(伊達)=相楽ふみえ、高橋篤子、斎藤三枝子、金子由美子、中川邦子▽DREISSIGER(福島)=佐藤倫子、菅野美智子、菅野由美子、千葉秀子、菅野紀子、小野美樹子▽コーラス・アカシヤ(二本松)=崎田京、阿部みち子▽郡山女声合唱団(郡山)=数馬雅子、加藤愛子、池上尚子、武者淑子、石橋紀子、山田よう子、前野礼子、本田一子、大内平子、清水みどり、森希伊子、照山加世子▽薫小・野ばらコーラス(郡山)=村上滉子、中山園子、引地藤子、霜山陽子、阿部道、石井かおり、芳賀幸子、関根トキ子、川越知子、依田とき子、坪井ふさ子、平栗むつみ▽ローリングコール(郡山)=佐藤桂子、佐藤阿佐恵▽女声合唱団「あさかの」(郡山)=伊藤紀子、本田ミヨ子、国分正子、新田セツ子▽コール"花かつみ"(郡山)=渡辺千賀子、石井良子▽女声合唱団「すかがわ」(須賀川)=関千里、遠藤秀子、中村幸子▽白河女声合唱団(白河)=石塚一代、浅川なおみ▽コーラスはなわ(塙)=田子富子▽コーラスにしごう(西郷)=藤田敏子、角田芳子▽喜多方二中さくらんぼコーラス(喜多方)=五十嵐英子、岩田ちう、小沢祐子、竹内美也子、坂内道子▽コーラスばんげ(会津坂下)=松岡秀子、荒井悦子、小林寿子▽女声合唱団"いわき"(いわき)=酒井勝代、馬上礼子、只野桂子、小堺紀美子、永山節子、山本康子、山口はるえ▽女声合唱団新生ラ・ヴィアン・ローズ(いわき)=渡辺初枝、島田敬子、佐々木公子、鈴木美智子、佐藤トミ子▽原町女声合唱団(南相馬)=郡司良子、関戸みよ子、庄司カツ子、西山みよ子、佐藤志津子、高倉紀子、但野美根子、鈴木美加子、小林トヨ子▽コール・かしま(南相馬)=佐藤洋子、西畑暁子▽飯舘お母さんコーラス(飯舘)=久保内久美子、武沢二三子、高橋知子、菅野允子、小関裕美子、関知子、佐藤公子

■震災後の不安、合唱が拭う 三宅会長、エピソード披露

 福島民報社の高橋雅行社長から委嘱状を受けた県おかあさん合唱連盟の三宅祐子会長は、震災後の不安を合唱が拭ってくれた−とのエピソードを紹介した。「歌は世界をつなぐ。私たちの気持ちをたくさん伝えましょう。そして、いい演奏をしましょう」と団員に呼び掛けた。


■本社の訪問団紹介
 委嘱状交付式の席上、福島民報社の訪問団が紹介された。復興戦略本部担当の矢森真人常務・広告局長が「共に福島の思いを伝えたい」とあいさつし、心を一つにした。

 「うつくしま復興特別大使」の委嘱は、福島ユナイテッドFCの選手・スタッフに次いで2団体目。

カテゴリー:ふくしま復興特別大使

高橋福島民報社社長から復興特別大使の委嘱状を受ける三宅会長(右)

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