ふくしま復興大使・ふくしまからのメッセージ

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県おかあさん合唱連盟 復興へNY市民と絆 日本フェアで交流 古関メロディーに喝采

【米国ニューヨークで本社取材団】県おかあさん合唱連盟の合唱団と福島民報社の「うつくしま復興大使」は20日(日本時間21日)、日本文化を紹介する「ジャパンブロックフェア」に参加、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に負けない本県の姿を発信した。合唱団は古関メロディーなどを歌い、復興大使は支援に感謝するメッセージを披露。ニューヨーク市民に感動の輪が広がり、本県再生の祈りが会場を包んだ。
 県おかあさん合唱連盟の三宅祐子会長(73)ら合唱団の約140人は、俳人黛まどかさんが震災後の本県に心を寄せて作詞した「そして、春~福島から世界へ~」や福島市出身の作曲家古関裕而さん(故人)の代表曲「栄冠は君に輝く」など、古里ゆかりの歌を中心に発表した。
 「そして、春」は前日の19日、音楽の殿堂「カーネギーホール」で催された日米合唱祭でも取り上げた作品。本県の自然や文化の豊かさが歌詞に織り込まれている。メンバーはニューヨーク市民に本県の魅力を発信しようと、心を込めて歌った。最後に全員が法被を身に着けて「会津磐梯山」を踊った。発表したのは全て日本語の曲だったが、表現力豊かな美しいハーモニーは米国人の心に響き、喝采を浴びた。
 メンバーの笑顔と元気あふれるステージが会場の雰囲気を一気に盛り上げた。多くのニューヨーク市民が合唱団のステージを録画したり写真に収めたりした。手拍子をたたき、踊りの振りをまねする姿も見られた。涙ぐむ人もいた。
 三宅会長は「たくさんの人に聴いていただき、それが何よりうれしい」と感激していた。
 ジャパンブロックフェアは、日本の楽しい祭りの雰囲気を歩行者天国の一角に再現する企画で14回目。今回は震災と原発事故からの復興を後押ししようと「NY福島祭」と題して繰り広げられた。
 フェアを主催したニューヨーク在住の等々力雅彦さん(57)=東京都出身=は「福島の皆さんは元気だということをニューヨークの人に伝えたい。それがここに住む日本人としての役目だ」と語った。

■感謝、決意熱く訴え 復興大使の緑川、遠藤、神田さん

 うつくしま復興大使の緑川5月さん(14)=浅川町、浅川中2年=、遠藤涼香さん(16)=いわき市、平商高2年=、神田武宜(たけよし)さん(52)=湯川村、湯川村・会津坂下町「人の駅・川の駅・道の駅」協議会駅長=が舞台に立つと、会場を訪れていたニューヨーク市民は足を止めて注目した。
 3人はそれぞれ、古里再生に懸ける思いや震災後に受けたさまざまな支援に対する感謝の気持ちを語った。
 緑川さんは「復興のために自分にできることをしていきたい」と誓った。遠藤さんは津波にのまれ奇跡的に助かった経験を踏まえ「当たり前と思っていた生活が、いかにありがたかったかを知った」と訴えた。神田さんは「米国の支援によって多くの命が救われた。福島は必ず復興を成し遂げる」と感謝した。震災から2年7カ月が過ぎた今、県民の思いに触れた市民に共感が広がり、大きな拍手と声援が送られた。
 福島民報社訪問団の団長で復興戦略本部担当の矢森真人常務が一緒に参加した。

■来場者がメッセージ 音楽や飲食、本社コーナー設置

 ジャパンブロックフェアには、山木屋太鼓(川俣町)のメンバーで今夏からソロ活動を始めた遠藤元気さん(24)が出演し、軽快で勇壮な太鼓の音を響かせた。
 遠藤さんは「こうした場所で演奏する機会を頂き、とてもうれしい」と話した。ニューヨーク在住の子どもたちによる合唱団は、本県の復興を応援する歌を演奏した。
 本県関係の飲食店やアーティストのコーナーも並んだ。福島民報社が震災後に取り組む「スマイルふくしま」を紹介するスペースも設けられ、本県に対するメッセージを来場者から募った。「共に手を携えて前進しよう」「I LOVE JAPAN」などの温かな言葉が寄せられた。

カテゴリー:うつくしま復興大使ニューヨーク

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