ふくしま復興大使・ふくしまからのメッセージ

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未来 思い描いて 古里の今 発信 ふくしま復興大使15人決定

美術部で磨いた技術を被災者支援に役立てたいと願う高木さん

 2017(平成29)年度「ふくしま復興大使」に選ばれた15人は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの古里再生、風評払拭(ふっしょく)へ熱い思いを抱く。原発事故で避難を余儀なくされた古里の復興、県内の食の安全性、地域の伝統料理や方言などを全国に伝えようと誓う。

■絵の力で元気応援 高木七美さん 14 いわき市・小名浜一中2年
 幼い時から絵を描くのが好きで、中学校では美術部に所属している。「県外に福島の安全や魅力を伝えるポスターを描きたい」。磨いた感性と技術を古里の復興に役立てる決意を新たにしている。
 復興大使に選ばれた同世代の人たちと、それぞれの地元の行事や特産品を紹介し合い、古里を盛り上げる企画を開催したいと夢を描く。「福島が元気になってほしい。そのために頑張る」と意気込んでいる。
 原発事故で浪江町から避難し、3年前からいわき市で生活している。自分と同じ境遇の避難者がいじめを受けたニュースに胸を痛め、「被災者の気持ちをよく知る自分に何ができるか」と模索する。

■風評払拭へ英語力磨く 菅原涼成さん 15 福島市・福島高1年
 両親が聴いていた洋楽に影響を受け、将来は英語に関わる仕事に就きたいと考えている。「現地の言葉で海外に福島の実情を伝えたい」と英語の学習に日々努力している。
 文部科学省から指定を受けた福島高のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業の一環で、8月に来日するフランスの高校生と交流する。英語での発表や意見交換を行うため県内外の現状を調べる過程で県産農産物へのいわれのない風評を知り、憤りを感じた。「福島の良さ、食の安全安心を知らせたい」との思いで復興大使に応募した。
 「果物やお米、学校給食まで検査をしている所はない。福島のものこそ安全」。古里を愛する気持ちで臨む。

■会津から復興PR 津川真奈さん 16 西会津町・会津若松ザベリオ学園高1年
 震災と原発事故から6年4カ月が過ぎた現在も、会津地方の農産物などに風評が残っていると感じている。「会津から復興を発信する」と復興大使としての抱負を語る。
 古里会津をこよなく愛する。県産品を使った「こづゆ」など郷土料理は会津の魅力の一つだ。県産農産物の放射線の検査体制や味の素晴らしさを県外に伝えたいと考えている。地域性豊かな方言も福島の財産だと感じており、復興大使の派遣先で県外の人にミニ方言教室を開きたいと意欲をみせる。
 県外の人や外国人に福島の魅力を知ってほしいとの思いを抱く。「福島で生まれ育った自分だからこそできる活動をしたい」と笑顔を輝かせた。


【食の安全訴える/魅力アピール/頑張る姿を全国に/震災語り継ぐ】

■近藤璃莉さん 12 棚倉町・棚倉中1年
 「福島を変えていくのは私たち。古里への思いや復興に向けて頑張っている県民の姿を全国に伝えていく」

■小林友津さん 14 喜多方市・高郷中3年
 「福島が安全だということを伝えていく。県外の人たちに福島の自然や食べ物を知ってほしい」

■上島花菜さん 17 会津若松市・会津高2年
 「歌う活動を通して福島の復興が少しでも進むように取り組んでいく。明るい未来を信じて前を向き続ける」

■鈴木優伽さん 15 喜多方市・会津学鳳高1年
 「福島はさまざまな面で動き出している。逆境を乗り越え、次世代の私たちが舞台に立って演じていく番だ」

■鈴木奈津美さん 27 中島村・今泉女子専門学校2年
 「奥会津の伝統織物からむし織など福島県にたくさんある魅力を世界中にアピールしていきたい」

■佐藤小雪さん 17 福島市・福島明成高2年
 「農業高校で学んだ知識と技術を生かし、食の面から他県の人に安全を訴え、風評を払拭(ふっしょく)する」

■三浦葵竜さん 14 川俣町・川俣中2年
 「避難指示が解除された山木屋地区に将来、戻る予定で、自分が知っている福島の今の姿を伝えていきたい」

■高橋怜奈さん 16 いわき市・福島高専1年
 「震災当時のこと、今の福島の姿を語り続けなければならない。感謝の心、元気な福島の姿を発信する」

■外山千吏さん 18 本宮市・ケイセンビジネス公務員カレッジ1年
 「スポーツを通して地域を元気づけるとともに、県産の果物、野菜、コメなどを全国にPRしていきたい」

■渡辺爽也さん 13 平田村・ひらた清風中1年
 「震災の経験を忘れず、所属しているよさこいチームの活動を通して、見てくれた人を笑顔にしていきたい」

■山城留以さん 16 須賀川市・須賀川桐陽高2年
 「行動しなければ何も変わらない。一人でも多くの人が古里に戻ってくれるような活動をしたいと思う」

■三上雪華さん 16 郡山市・郡山高2年
 「南相馬市小高区出身者として復興の現状を伝えるのが自分の役目。避難者が地元に戻れるよう活動する」

カテゴリー:ふくしま復興大使国内派遣

福島の安全性を海外で発信しようと考えている菅原さん

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