ふくしま産業賞

晴れの受賞社・団体(14) 特別賞・福島県CLT推進協議会(会津若松) 五輪施設へ供給目標

視察が相次いだCLTの実験用ハウス=会津若松市

 「CLT(直交集成板)をきっかけに日本の林業を再生させたい」。菅家洋一会長(67)は県産材のCLTの利用促進を柱とし、2020(平成32)年の東京五輪・パラリンピックの会場施設への供給を目標に体制整備を進め、県内をはじめ、広域的な林業再生を目指している。
 菅家会長は平成18年に欧州を視察し、現地でCLTやバイオマス発電など木材の循環型社会を目の当たりにした。何度も視察して準備を進め、22年に国内で初めてCLTを輸入して試験的に店舗を建設。23年にはオーストリアで県産杉のCLTを製作し、構造材として利用できるのを確認した。
 協会発足後、芝浦工大などの共同事業でCLTモデルハウスを会津若松市に移設。27年には湯川村に東日本初の共同住宅を造った。現在は、ICTを活用し木材の分析調査に生かすデータベースづくりを進めている。
 菅家会長は「CLTで余った木材はバイオマス発電に利用することで林業業者は収入に、発電業者は燃料チップの安定確保につながり相乗効果が得られる」と唱える。今は昨年12月に発足したCLT東日本を通し、さらなる生産体制の確立を進めている。


■メモ
▽設  立=平成26年3月
▽会  長=菅家洋一
▽加盟社数=4社
▽代表事業所住所=会津若松市追手町5の36(会津土建)
▽代表事業所電話番号=0242(26)4500

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第1回)

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