ふくしま産業賞

晴れの受賞社・団体(16) 特別賞・藤田建設工業(棚倉) 木材で地域に「新風」

ウッドALCの工法で建設した本社の外観をアピールする藤田社長

 地元に眠る豊富な森林資源を積極的に活用している。林業の再生を推し進めるとともに、関連する製材業や運送業、木工業などを巻き込んで地域経済に新しい風を吹かせている。
 杉を一方向に集成した建材「ウッドALC」と鉄骨を組み合わせた独自の建築工法を提案している。ウッドALCは工期を短縮でき、木材でありながら準耐火の性質を備える。
 県内の災害公営住宅に採択された。いわき市では3階建ての共同住宅を約3カ月半で完成させた。木の柔らかな、ぬくもりある外壁が特長で、入居者の反応も良かった。大学と連携して建築コンペなどに参加。県産材の利用を全国に発信している。東京五輪・パラリンピック関連施設への供給も視野に入れている。
 太陽光発電事業にも参入している。白河市と棚倉町に開設した合計4メガワットの「地域貢献型太陽光発電所」はヒノキの間伐材をパネルの架台に使った。木材の利用量は3万2500本、1050立方メートル。売電収益の一部を地域の子どものスポーツや文化活動の助成に充てている。
 藤田光夫社長(62)は「東日本大震災以降、建設業界に対する期待の高まりを感じている。独自の商品や技術で事業を展開し、地域から信頼される企業でありたい」と言葉に力を込めた。

■メモ
▽設  立=昭和25年3月
▽社  長=藤田光夫
▽従業員数=210人
▽住  所=棚倉町棚倉字南町20
▽電話番号=0247(33)2281

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第1回)

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