ふくしま産業賞特集

晴れの受賞社・団体(21) 特別賞・会川鉄工(いわき) 風力発電事業を開拓

会川鉄工が力を入れる風力発電関連の設備と会川会長

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後、風力発電関連製品の製造に力を入れている。
 震災前は原発で生じる放射性廃棄物を入れる遮蔽(しゃへい)容器などを製造していた。「今後10年は原発関連事業に力を入れる」と決めた2カ月後に震災が起きた。海岸から約100メートル離れた工場は浸水し、機械は全て使えなくなった。原発事故の影響で従業員が避難し、約半年間、休業を余儀なくされた。
 震災を機に風力発電事業に本格的に参入した。ドイツやデンマークなどの先進企業を視察し、国内企業で初めて風力発電のタワーを製作した。第一号は郡山市の産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所に納めた。現在は海外へ輸出もしている。
 新たな挑戦を始めている。原発の廃炉を見据えたロボット開発に取り組もうと平成26年4月に地元企業といわきロボット研究会を設立した。現在は山火事の消火ロボット製作などに乗り出している。今年、いわき市のいわき四倉中核工業団地に再生可能エネルギー関連やロボット開発の専用工場を新設する。
 会川文雄社長(67)は「浜通りを風力発電産業の拠点にしたい。賞に恥じないよう、結果を出すことが大切だ。地元企業の力で福島の復興に貢献したい」と決意を新たにしている。

■メモ
▽設  立=昭和21年
▽社  長=会川文雄
▽従業員数=40人
▽住  所=いわき市四倉町上仁井田字東山46
▽電話番号=0246(32)3811

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第1回)

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