ふくしま産業賞特集

晴れの受賞社・団体(22) 特別賞・ふくしま大豆の会(福島) 地産地消の輪広げる

注文に応じ、共同購入者に届けられる商品

 ふくしま大豆の会は生産、加工、消費を一体化した流通ネットワーク。大豆を中心とした安心できる作物の地産地消を続けている。
 設立の契機は大豆などの遺伝子組み換え(GM)食品の流通が始まった平成8年、コープふくしまが開いたGM食品の学習会だった。「生産者の顔が見える食品を安心して食べたい」。参加者の声が県産大豆に光を当て、食材利用の輪が広がった。
 県内各JAから大豆の他、こんにゃく芋を取り寄せ、コープフーズと内池醸造(ともに本社・福島市)が豆腐やみそ、板こんにゃくなど計16商品を加工している。一定の商品数を継続して販売しようと生協会員の共同購入の仕組みに着目。消費者の注文を集約し、生協の配達員が地域ごとに届けている。遠方からの食糧輸送に伴う二酸化炭素排出量を減らし、地球温暖化の抑制にもつなげている。
 東京電力福島第一原発事故から5年となるが、消費者の放射線への不安は残り、開催していた大豆栽培やみそ造りを体験する「畑の学校」を中断している。今野順夫会長(71)は「自分でつくり方を学んでこそ、食材の本当の良さや安全性が分かる」と早期再開を目指している。

■メモ
▽設  立=平成10年7月
▽会  長=今野順夫
▽会員数=2万1411人
▽事務局住所=福島市飯坂町平野字三枚長1の1(JA福島中央会農業振興課)
▽電話番号=024(554)3072

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第1回)

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