ふくしま産業賞特集

【特別賞】NPO法人あたご(南会津) 障害者の就労後押し

割り箸作りに励む作業所利用者

 南会津町などの障害者が利用する「あたご共同作業所」を運営する。農産加工品製造に加え、平成22年から南会津町産の杉の間伐材を使い割り箸を生産している。地域の素材を生かして障害者の就労支援に取り組んでいる。
 間伐材を裁断し、割り箸の形に整え、箸袋に収めるまでの一連の作業を障害者が担う。会津地方などの飲食店のほか、大学生協東北事業連合に加盟する福島大など15大学の生協に納入している。販売量は年間約230万膳に上り、約4分の3は大学生協向けで学生食堂などで使われている。
 15大学生協のうち福島大と宮城教育大からは使用済みの割り箸が回収され、木質ペレットの製造に充てられている。地域の資源を有効活用し環境に配慮した活動だ。年間20トン以上を一般に販売し、作業所でも使用。間伐材の裁断時に発生する端材も使い、作業所の暖房と給湯を賄う。大学生を作業所に招き交流し、こうした取り組みへの理解促進に力を入れている。
 今後は付加価値を付け、高級感のある割り箸の生産に取り組む考え。渡部孝二理事長(79)は「利用者の技術が年々向上し、就労意欲につながっている」と話している。

■メモ
▽設  立=平成19年4月
▽理事長=渡部孝二
▽共同作業所利用者数=37人
▽職員数=26人
▽住  所=南会津町中荒井字西原47
▽電話番号=0241(62)6211

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第2回)

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