ふくしま産業賞特集

【特別賞】ダイテック(いわき) 県産材を用い家造り

作業場を見て回り、従業員に声を掛ける鈴木社長(左)

 平成3年創業から、阿武富な森林資源を積極的に活用している。主にスギ、ヒノキなどの県産材を用い、ログハウスを中心とした温かみのある人に優しい家造りを目指している。
 学校や会社事務所、公共施設などの設計から施工までを一貫して担う。多様な顧客の意見や、木そのものの良さに触れ合える建築技術の開発に積極的に取り組む。平成25年に国産スギの大断面製材が日本農林規格(JAS)の認定を取得した。柱が少ない大空間や間取りが自由に設定できる「ラーメン接合」、高い強度と剛性を兼ね備えた「高倍率耐力壁」を開発した。
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後は、社員一丸となって復興にまい進してきた。共同企業体(JV)として、ログハウス型の仮設住宅の建設に力を入れており、これまで500戸以上を建て上げた。他社と共同した「木造仮設住宅群」は24年度グッドデザイン賞の金賞を受賞した。住民からも、木でできた壁はリラックスできると好評を集めている。
 鈴木裕一社長(68)は「木造建築の良さを普及したくて取り組んできた成果が評価されてうれしい。入賞を呼び水に、会社と木材産業の発展につなげていきたい」と述べ、今後も新たな可能性や工法の開発に挑戦していく覚悟だ。


■メモ
▽設  立=平成3年9月
▽社  長=鈴木裕一
▽従業員数=11人
▽住  所=いわき市小川町下小川字広畑167
▽電話番号=0246(83)2525

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第2回)

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