ふくしま産業賞特集

【特別賞】サンフレックス永谷園(いわき) いわきの米で非常食

フリーズドライご飯に加工する真空凍結乾燥設備

 「まいにち新鮮 まいにち挑戦」を合言葉に、できることは何でもする、できないことはできるようにする精神で、ものづくりに取り組む。
 東日本大震災以降は災害時備蓄用の非常食「フリーズドライご飯」の開発を始めた。お湯で3分、水で5分と、短時間で調理でき、そのままでもスナック菓子のように食べられる。災害時の水がない厳しい状況下でも利用できるのが最大の特徴だ。米はいわきのブランド米「いわきLaiki(ライキ)」を使用している。主に企業の備蓄食として販売しており、市販に向けて研究を続けている。
 震災当時、「もっとおいしく、便利な非常食はないか」と考えたことが開発のきっかけだ。震災発生から1カ月半は生産停止を余儀なくされ、復旧作業に努めた。その際に食べていた一般的に市販されているアルファ米は調理にお湯で15分、水で位置時間ほどかかる。余震が続く中、出来上がるのを待つ時間が不安に思えた経験が調理時間短縮に生かされている。
 永谷喜一郎社長(60)は「今後の防災の一躍を担うとともに、いわきの企業として地域の復興に尽くしたい」と強調する。

■メモ
▽設  立=昭和50年7月
▽社  長=永谷喜一郎
▽従業員数=421人
▽住  所=いわき市常磐下船尾町杭出作23の10
▽電話番号=0246(44)6111

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第2回)

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