ふくしま産業賞特集

【特別賞】川俣町農業振興公社(川俣) 肉質改良し販路拡大

生産工場で川俣シャモを加工する従業員

 川俣町の地鶏「川俣シャモ」による地域おこしと農業振興を目的に設立された。当初はPRに苦労したが、平成12年に品種の掛け合わせを変えて肉質の改良に成功し、販路を広げた。厚みのある胸肉、もも肉などを県内外の飲食店や大手百貨店などに卸している。ご飯のもとやレトルトカレーの加工品も売れ筋だ。
 東京電力福島第一原発事故に伴う風評で23年の売り上げは前年比で約3割落ちた。首都圏での商談会や取引先の個別訪問などで地道に安全性をアピールした。26年度の売り上げは過去最高の約3億4千万円となった。「川俣シャモファーム」と農家13軒による飼育から加工・販売までの一貫した管理体制で収益を上げている。
 川俣シャモの魅力を広めようと15年から「川俣シャモまつり」を始めた。焼き鳥や親子丼の出店が人気を集め、世界一長い丸焼きを作る名物企画で盛り上がる。運営する道の駅川俣・銘品館シルクピアではシャモなど地元商品の販売にこだわっている。
 7月に設立30周年を迎える。笠間英夫社長(62)は「出荷量を増やし、飼育農家の所得を向上させる。シャモを通した交流人口の増加にも努めたい」と目標を語る。

■メモ
▽設  立=昭和62年7月
▽社  長=笠間英夫
▽従業員数=33人
▽住  所=川俣町小綱木字泡吹地8
▽電話番号=024(566)5860

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第2回)

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