ふくしま産業賞

【特別賞】須賀川瓦斯(須賀川) 電気の地産地消を展開

本社屋上の太陽光発電パネルの前に立つ社員

 2016(平成28)年4月、電力小売り完全自由化にいち早く対応し、東北初の地域新電力として小売り電気事業に参入した。前年には電力供給事業に参入しており、現在は県内83カ所で太陽光発電所を稼働中だ。同社への電力契約切り替え件数は4千件を超えており、供給と小売りを通じた「電気の地産地消」を展開している。

 電力事業の拡大に伴い、雇用拡大にも成果を上げている。新部署を設けて人材の増強と育成を図るとともに、地元採用を増やした。

 地域経済活性化への貢献度も高い。県内12社と提携して電力事業の立ち上げを支援しているほか、電気契約者に地域商品券を発行して商店街の振興に寄与している。電力供給範囲を東北6県から関東に拡大した1年前からは県産米や地酒を首都圏で販売している。

 電力事業を通じた街づくりも柱の一つだ。葛尾村のスマートコミュニティ事業に参画し、地域づくりのモデル化を目指す。電力需要データに基づいた高齢者の見守りサポートも始めた。

 再生エネルギー利用の農業モデルの確立や地域仮想通貨導入も検討している。橋本良紀社長(69)は「ガスや石油を含めた総合エネルギー企業として郷土発展に尽くしたい」と話している。


■メモ
▽設  立=1959(昭和34)年5月
▽社  長=橋本良紀
▽従業員数=200人
▽住  所=須賀川市卸町44
▽電話番号=0248(75)2188

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第3回)

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