ふくしま産業賞

【特別賞】NPO法人 みなみあいづ森林ネットワーク(南会津)  資源生かし林業再興

南会津産木材の活用を進める室井代表(右から2人目)ら

 南会津町でかつて盛んだった林業を地域づくりにつなげようと、林業関連の20社が中心となり設立した。製材所や建築業者、森林組合などで構成している。町の面積の9割以上を占める豊富な森林資源を生かし、山を守り、林業を再び地域の基幹産業にするため取り組んでいる。

 「地産地消」と「地産外消」が活動の大きな柱。地産地消として、地元の公共施設や民間住宅に地元産木材を使うよう売り込みを進めている。町も活用に積極的で、昨年7月に開庁した町役場の新庁舎は内装や備品に木材を多用し、ほぼ全てを地元で調達した。民間住宅では大手住宅メーカーに対抗し、地元工務店の受注シェア拡大を目指す。

 地産外消としては2020年の東京五輪関連施設などへの南会津産材活用を働き掛けている。建材に限らず、南会津の高度な木工技術を生かし、木製家具や雑貨なども含めて発信している。

 森林資源を循環させながら継続して活用する仕組みを定着させ、南会津の木材をブランド化することが目標だ。水資源の保全など国際的な森林管理基準「森林認証」の取得もアピールし、販路拡大に役立てている。

 室井武代表(74)は「南会津の木材の質の高さを広く伝え、公共施設や民間施設での活用を一層進めたい」と話している。


■メモ
▽設  立=2010(平成22)年5月
▽代  表=室井武
▽従業員数=3人
▽住  所=南会津町田島字鎌倉崎乙36
▽電  話=0241(64)5655

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第3回)

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