ふくしま産業賞

知事賞 東洋システム(いわき) 電池検査でエコに貢献

2次電池の試験装置の検査を行う社員

 福島民報社の第4回ふくしま経済・産業・ものづくり賞(ふくしま産業賞)を受けた企業・団体は独自の技術を磨き、雇用を守りながら地域に貢献を続けている。受賞を機に、さらなる飛躍を誓う35の企業・団体を紹介する。


 リチウムイオン電池など充電して繰り返し使える二次電池のあらゆる条件を想定し、安全性や寿命などを分析する試験装置を提供している。納入先には国内をはじめ米国や英国など十カ国余りの自動車産業、IT機器、産業機器メーカーが名を連ねる。

 現在は腕時計などに使用するコイン型から、風力発電などの大型バッテリーまで広く対応する。世界初のハイブリッドカーとなったトヨタ自動車のプリウスの電池開発に当初から携わるなど、エコカーの開発、発展に大きく寄与した。

 試験装置の販売に加え、企業が開発した二次電池を預かり能力を分析する受託評価事業も展開。受託評価分野の試験装置保有台数は業界トップで、八割を超すシェアを誇る。県内には本社、製造拠点と受託評価拠点がある。国内の電池産業は関西地方に集中しているため、滋賀県に国内最大級の受託評価拠点、愛知県に受託評価拠点二カ所、横浜市に研究拠点、米国オハイオ州に受託評価拠点などを持つ。

 庄司秀樹社長(56)は二〇一五(平成二十七)年、ニッポン新事業創出大賞アントレプレナー部門で最優秀賞と復興賞を受けた。「技術開発で世界に貢献していく」と意欲を示す。

■メモ
▽設  立=1989(平成元)年11月
▽社  長=庄司秀樹
▽従業員数=約110人
▽住  所=いわき市常磐西郷町銭田106の1
▽電話番号=0246(72)2151

カテゴリー:晴れの受賞社・団体(第4回)

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