ふくしま産業賞

学生金賞 会津農林高(会津坂下) 人と種をつなぐ会津伝統野菜専攻班 伝統野菜の普及に力

会津伝統野菜の販路拡大に意欲を燃やす生徒

 会津伝統野菜の普及に努めている。需要拡大に向け、(1)安全・安心な栽培方法の確立(2)販路拡大と認知度向上(3)六次化商品開発と経営改善−の三本柱で活動を進めている。

 会津伝統野菜には立川ゴボウ、小菊カボチャ、慶徳タマネギなどがある。生徒は地元農家から種の提供を受け、農薬や化学肥料に頼らずに栽培している。農産物の国際認証「グローバルGAP」を取得した。今後も生産環境の改善にも努めていく。

 首都圏の消費者を県内に招き、県産品に関する正しい知識を伝えている。活動の様子は新聞やテレビで広く報じられた。会津伝統野菜の認知度が高まり、「県産品は安全」という認識の向上にも貢献した。地元の道の駅で旬の時期に販売し、小学校で食育活動を展開している。

 ごぼうスティックや小菊カボチャパイなど八種類の六次化商品を開発した。複数の模擬会社を設立し、商品の魅力づくりやコスト削減などに試行錯誤を重ねてきた。二〇一七(平成二十九)年度の会津伝統野菜の販売額は、活動を始めた二〇一三年度の四倍に当たる約百万円となった。

 会津伝統野菜の認知度は少しずつ高まりつつある。代表の小野康平さん(18)=三年=は「先人がつないできた宝物を若い力で後世に残したい。ブランド化を目指す」と意気込んでいる。


◆人と種をつなぐ会津伝統野菜専攻班◆
▽設立=2013(平成25)年
▽代表生徒=小野康平
▽生徒数=18人
▽住所=会津坂下町曲田1391(学校)
▽電話番号=0242(83)4115(学校)

カテゴリー:学生部門

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