ふくしま産業賞

学生奨励賞 安達東高(二本松)農業コース畜産専攻班 ハチミツが特産品に

ハチミツを採取する畜産専攻班の生徒

 二〇一四(平成二十六)年に養蜂を始めた。ハチミツ「あいさつ坂」とミツバチにりんご果汁を吸わせて蜜にした「おにばばのなみだ」を商品化し、地域の特産品となった。

 以前は農場でめん羊を飼育していたが、東京電力福島第一原発事故の影響で育てることができなくなった。「動物以外に飼える対象はないか」と考え養蜂に挑戦した。八つの巣箱で約三十二万匹のセイヨウミツバチを育てている。二本松市小浜の渡辺養蜂場の関係者から指導を受け、二、三年生が飼育や観察を続ける。「あいさつ坂」は校門から校舎まで続く坂の名前から取った。

 二〇一六年には、二本松の新たな特産品を作るプロジェクトを立ち上げた。野菜や果物の果汁を蜜にする「第三の蜜」の開発に着手した。出来上がった商品がりんご果汁を使った「おにばばのなみだ」。品質管理体制の向上を日々、目指している。

 「あいさつ坂」と「おにばばのなみだ」は同市の道の駅安達などで販売し、売り切れる人気を見せている。二〇一七年には原発事故に伴う風評払拭(ふっしょく)を目指し、東京都や大阪府で販売した。メンバーの安田有希さん(18)=三年=は「二つの商品とも華やかな甘味が特徴。県内外の多くの人に知ってもらい、地元をPRできればうれしい」と笑顔を見せる。


 ◆農業コース畜産専攻班◆
▽設立=2009(平成9)年4月
▽班員数=12人
▽住所=二本松市下長折字真角13(学校)
▽電話番号=0243(55)2121(学校)

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