ふくしま産業賞

学生奨励賞 福島大(福島)学生団体「わだち」 県内で五輪遺産残す

イベントで子どもと触れ合うメンバー

 二〇二〇年東京五輪の野球・ソフトボール競技の本県開催決定を機に、県内に五輪のレガシー(遺産)を残そうと結成した。「復興五輪」の理念の下、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災した本県をスポーツの力で元気にしたいと活動する。イベントを企画・運営するなどして復興を後押ししている。

 福島大人間発達文化学類でスポーツを専攻している学生を中心に構成する。名称の「わだち」は五輪の輪・日本の輪の「わ」と、友達の「だち」に由来する。車輪が通り「わだち」ができるように、活動によって復興を前進させたいとの願いを込めた。

 初めての企画は二〇一七(平成二十九)年十月に福島市で開催した東京五輪の千日前イベント。県内の高校生や大学生からレガシーを残すアイデアのコンテストを開き、機運を高めた。原発事故発生後に廃炉作業の拠点として使われたJヴィレッジ(楢葉・広野町)の活用イベントも考案した。施設の一部再開後の二〇一八年十一月に相双地域の小学生を集めた大運動会を開き、次代を担う子どもと一緒に爽やかな汗を流した。

 二〇二〇年に向けて他団体との連携も検討している。代表の柳生京佑(きょうすけ)さん(22)=四年=は「五輪後を見据え、福島の活性化を目指していきたい」と全力で活動を続ける。


    ◆わだち◆
▽設立=2017(平成29)年8月
▽代表=柳生京佑
▽メンバー=22人
▽住所=福島市金谷川1(学校)
▽電話番号=024(548)8220
     (蓮沼研究室)

カテゴリー:学生部門

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