ふくしま産業賞

学生銀賞 郡山女子大・短期大学部(郡山)「しみちゃんズ」 葛尾村の復興後押し

かつらお感謝祭でマフィンなどを振る舞う学生

 葛尾村の特産品じゅうねん(エゴマ)と凍み(しみ)餅を活用した加工品を開発している。東京電力福島第一原発事故の避難指示が二〇一六(平成二十八)年六月、帰還困難区域を除き解除された地域の復興を後押しする。

 学生は村内でじゅうねんの栽培に挑戦している。苗植えから摘芯、草むしり、収穫作業までを地元農家の指導の元で行っている。収穫した種子や夏に摘芯した葉の粉末を利用し、マフィンやクッキー、会津地方の郷土食のしんごろうなどの商品を考案した。

 凍み餅を用いた商品開発は、消費拡大を目指す村からの要請を受けて始まった。特産品の魅力を知ってもらえるように試行錯誤を繰り返している。水に浸す時間によって食感が変わる点に目を付け、「おかき」「ふりかけ」「パイ」など多様なアレンジメニューを生み出してきた。伝統食品としてだけでなく、普段から食卓に並ぶ食材として新しい調理方法を提案している。

 二〇一八年八月に開かれた「葛尾村盆踊り」で各種商品を販売した。十一月のかつらお感謝祭では新メニューを振る舞った。

 研究リーダーの佐藤瑞穂さん(22)=大学四年=は「農業の大変さを知った。商品開発を通じて、葛尾村の現状を発信し、復興に貢献していく」と意欲を示している。


   ◆しみちゃんズ◆
▽設立=2016(平成28)年12月
▽研究リーダー=佐藤瑞穂
▽学生数=35人(大学10人、短大25人)
▽住所=郡山市開成三丁目25の2(学校)
▽電話番号=024(932)4848(学校)

カテゴリー:学生部門

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