ふくしま産業賞

学生奨励賞 小高産業技術高(南相馬) 商業研究部 6次化商品で活性化

パン作りに励む部員と原町製パンの関係者

 県産農作物の風評払拭(ふっしょく)と消費拡大を目標に、六次化商品を開発している。かりんとう、クッキーなど菓子七品を作り、南相馬市内のスーパーや道の駅などで販売。若者のアイデアを形にして、消費者に届けている。

 商業研究部は、小高産業技術高の前身である小高商高の部活動として二〇〇八(平成二十)年に誕生した。「高校生にできる地域貢献・地域活性化」をテーマに活動してきた。同部結成前に生徒が開発した「小高だいこんかりんとう」の製造・販売を引き継いだ。部員は地域行事などに参加し、かりんとうや県産農産物のおいしさと安全性を発信した。積極的な活動が功を奏し、かりんとうは年間一万個を売り上げる人気商品になった。

 小高工高との学校統合後は、原町製パン(南相馬市原町区)と共同製作した「かぼちゃパン」、県産米のコメ粉を生地に練り込んだ「こめおとこめこの寄り添いクッキー」などの販売を始めた。

 二〇一三年、お菓子の松月堂(同)と「かぼちゃまんじゅう」を開発。市内産かぼちゃの甘みが口いっぱいに広がる逸品で、同校を視察した秋篠宮さまが召し上がり、話題になった。

 現在は一年生五人で活動している。部長の石井美奈(みいな)さん(15)は「福島の農家が育てた野菜のおいしさを多くの人に伝えていきたい」と夢を描く。


    ◆商業研究部◆
▽設立=2008(平成20)年4月
▽部長=石井美奈(1年)
▽部員数=5人
▽住所=南相馬市小高区吉名字玉ノ木平78(学校)
▽電話番号=0244(44)3141
(学校)

カテゴリー:学生部門

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