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福島U躍動、県民に勇気 果敢な攻め、堅い守り 選手一丸最後まで全力 JFL初勝利

【福島ユナイテッドFC-FC町田ゼルビア】前半9分、先制のゴールを決めて喜びを爆発させる福島ユナイテッドFCの鴨志田選手(右)=町田市立陸上競技場

 東日本大震災から2年の節目を前に10日、今季から日本フットボールリーグ(JFL)に参入した福島ユナイテッドFCが、開幕戦で初勝利を飾り、新たな歴史を刻んだ。一時は存続が危ぶまれたチームが優勝候補のFC町田ゼルビアを破る最高のスタート。福島復興を胸に全力でピッチを走る選手の姿は、スタンドに駆け付けたサポーターをはじめ県民に感動を与えた。

 「このタイミングで開幕を迎えるのも巡り合わせだ。震災と原発事故で苦しむ福島県民に勝利を届けよう」。試合前、選手を鼓舞してピッチに送り出した時崎悠監督(33)の思いは現実になった。

 震災直後、クラブの存続すら危ぶまれた状況からJFL昇格を果たして迎えた開幕戦。優勝候補の町田を相手に先制し、後半は猛攻を受けながらも一丸となって守り切った福島Uらしい勝利だった。時崎監督は「『福島を背負って戦う』という気持ちと駆け付けたサポーターの熱い声援が、体力の限界に近づいた選手を最後まで走らせてくれた」と振り返った。

 殊勲の決勝ゴールを決めたMF鴨志田誉選手(27)は加入2年目。昨年、JFL昇格を請け負い、J2栃木から移籍した中盤のキーマンだ。堅実な守備に加え、無尽蔵の体力で後半終了の笛が鳴るまで果敢にピッチを駆け上がり、相手に脅威を与え続けた。「福島の皆さんに元気を与えたいという思いは、これまでもこれからもずっと変わらない」とさらなる活躍を誓った。

 一点を争う緊迫した試合展開の中、好セーブを連発したゲームキャプテンのGK内藤友康選手(26)も「震災から2年という大きな節目を迎え、選手一人一人が福島への思いを胸に戦った。勝ちたい気持ちで上回ることができた結果だと思う」と初勝利の喜びをかみしめた。

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