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恩返し決勝弾 白井選手「応援への感謝伝えたかった」 福島U前半最終戦勝利 後半戦浮上誓う サポーター「選手から勇気」

決勝ゴールを決め、サポーターの前で両手を上げて喜びを爆発させる白井選手(右から3人目)
 福島ユナイテッドFCが、前半戦最後となる節目の試合をものにした。23日、田村市陸上競技場で行われた日本フットボールリーグ(JFL)の17節。スタンドの声援を背に、藤枝MYFC(静岡)から2点をもぎ取った。ここ6試合は決定力不足から勝ち星に恵まれなかった。停滞ムードを吹き飛ばす貴重な白星に、サポーターは喜びを爆発させた。全国の強豪との戦いで経験を積んできた選手たち。後半戦への期待が膨らんだ。
 1-1の同点で迎えた後半26分。決勝ゴールを決めたFW白井康介選手(19)は真っ先にゴール裏のスタンドに駆け寄った。「なかなか勝てない中で、応援を続けてくれた。一番に感謝の気持ちを伝えたかった」。サポーターと喜びを分かち合った。
 白井選手は今季、クラブが提携するJ1湘南から期限付き移籍で加入した。「チームの勝利に貢献する」。その強い決意とは裏腹に、これまで一得点にとどまり、全国の強豪相手に思い通りのプレーができない苦しみを味わった。
 チームは5月12日以来、約40日間勝利から遠ざかっていた。その間、先発メンバーから外れ、出場できない試合もあった。これまでのもどかしい思いを吹き飛ばす会心のゴールに「いいサッカーをして、もっともっと県民を元気づけたい」と笑顔を見せた。
 試合数は昨年までの東北社会人リーグ時代と比べ3倍近い34試合に増えた。全国を移動するため、選手の疲労は蓄積しがちだ。
 それでもチームに対する注目度は高い。関東でのアウェー戦には東京電力福島第一原発事故で避難する県民らも多く駆け付ける。
 「皆さんの温かい声援に勝利で応えたい。東日本大震災と原発事故からの復興を目指す本県の代表として、胸を張ることができる成績を残したい」。時崎悠監督(34)は、目標に掲げたリーグ戦5位以内を目指すことをあらためて誓った。
 福島Uに声援を送り続けたスタンドの観客にも歓喜の輪が広がった。
 「最後まで諦めない選手の姿が夢や希望を与えてくれた」。郡山市の会社員菊池裕さん(37)は、サッカースポ少に所属する守山小6年の長男京介君(11)と共に喜びを分かち合った。福島市の会社員上田敦さん(40)も「積極的なサッカーにいつも勇気をもらう」と後半戦でのさらなる活躍を期待した。
 サポーター代表の草野貴也さん(36)=福島市=は先頭に立って応援した。ほとんどの試合に足を運んでおり、JFL昇格後、応援の輪が次第に広がるのを実感している。「熱い応援が勝利を後押しすると信じる。サポーター拡大の活動に力を入れる」と話した。


カテゴリー:公式戦 試合結果

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