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歓喜の瞬間ついに 福島UJ3初勝利 石堂主将決めた

【福島ユナイテッドFC―YSCC横浜】後半29分、PKを決めた福島U・FW石堂選手(8)に駆け寄る選手
 長いトンネルを抜けた先に歓喜の瞬間が待っていた。20日、サッカーのJ3で初勝利を挙げた福島ユナイテッドFC(福島U)の選手は、最後まで集中力を切らさず戦い抜いた。決勝点となるPKを決めた主将の石堂和人選手(32)は、勝てずに苦しんだ日々を振り返り、「ここから巻き返す」と表情を引き締めた。サポーターは待ちわびた勝利に沸き、今後の活躍に期待を寄せた。

■「ここから巻き返す」 志願のPK
 後半29分、ペナルティーエリア内で倒された福島UのFW猪狩佑貴選手(26)の元に、石堂選手が駆け寄った。「絶対に決めるからPKを譲ってくれ」。この1点が勝ちにつながると信じ、気持ちを込めて左足を振り抜いた。相手GKの逆を突き、ボールがネット右に突き刺さると、味方ベンチへ一直線に走り、控え選手らにもみくちゃにされた。
 第2節を最後に先発から外れた。開幕から6戦未勝利の責任を感じていた。「苦しい時こそ主将の仕事をしなければ」。強い責任感で練習に取り組んだ。「自分たちのサッカーを信じよう」と仲間に声を掛け、チームの士気を保った。
 「気持ちが高ぶった」と話した5試合ぶりの先発。大声を出し、時には手をたたいて味方を鼓舞した。自らの一発で試合を決め、存在感を見せつけた。
 栗原圭介監督(40)にとっても開幕から苦悩が続いていた。流れを変えるため、前節から先発5人を入れ替えた。さらに「選手と一緒にピッチで戦おう」と、これまでのスーツ姿からトレーニングウエアに変えて指揮を執った。
 試合終了の瞬間は両手で派手にガッツポーズ。「自分たちのやってきたことが正しかったと証明できた」と選手の奮起をたたえた。

■サポーター喜び爆発 勝ち続けて自信がついたはず
 敵地のスタンドで声をからし声援を送ったサポーターは、初勝利が決まると互いに肩を組み喜びに浸った。福島Uの応援団「こでらんに福島」代表を務める福島市の草野貴也さん(37)は「みんなが待ち望んでいた勝利。福島の皆さんに元気を与えるプレーだった」と選手をたたえた。
 会津若松市出身で東京都大田区の会社員横山愛さん(32)は「最後まで攻める姿勢を見せてくれた」と、苦しみを乗り越え、初勝利を勝ち取った選手のひた向きなプレーに涙。福島市から駆け付けた医師尾形真光さん(58)は「福島Uの魅力は地域と一体になっているところ。勝ち続けてほしい」と願った。6年前から応援しているという埼玉県上尾市の会社員脇本篤志さん(35)は「結果が出たことで選手は自信がついたはず。ダイナミックなプレーを見せてほしい」と期待した。
 福島Uを運営するAC福島ユナイテッドの鈴木勇人社長(41)は試合後、初勝利を挙げた栗原監督や選手をねぎらい固い握手を交わした。「選手が最後まで諦めず戦ったからこそ結果が出た。来週のホーム戦でも勝ち点3を取ってほしい」とエールを送った。

カテゴリー:公式戦 試合結果

石堂選手のPKが決まった瞬間、喜びを爆発させる福島Uのサポーター

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