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「次こそ勝利届ける」 福島U開幕戦 茂木選手が古里で躍動

地元の声援を背に、シュートを放つ茂木選手(右から2人目)
 次こそ、県民に勝利を届ける-。15日に福島市のとうほう・みんなのスタジアム(あづま陸上競技場)で行われたサッカーJ3の開幕戦。福島ユナイテッドFC(福島U)は藤枝MYFC(静岡)に敗れたが、後半は積極的な攻めで好機をつくり、スタンドを沸かせた。新加入のFW茂木弘人選手(31)=福島市出身、聖光学院高卒=は全力で古里のピッチを駆け、存在感を示した。サポーターは次節の勝利を願い、選手にエールを送った。
 試合前の練習で、スタジアムにサポーターの「茂木コール」が響いた。高校以来となる福島市での試合。茂木選手は、地元の熱い声援を背にピッチに立った。
 2点を追う後半2分、福島Uに最大の見せ場が訪れた。左サイドを新人のDF星雄次選手(22)がドリブルで駆け上がり、中央に折り返す。ゴール前にいた茂木選手はボールの来る位置を読み、相手DFより一足先に左足で合わせた。惜しくもGKに阻まれたが、鋭い得点感覚の一端を見せた。
 J3 2年目を迎えた福島Uは前半、守勢に回る場面が多く、リードを許した。後半、流れが変わる。前線の選手が連動した動きでゴールに迫った。攻撃の中心となったのが茂木選手だ。東日本大震災、東京電力福島第一原発事故からの復興を目指す本県を自らのプレーで盛り上げようと今季、J1神戸から移籍した。キャンプでは若い選手らに経験を伝え、チーム力の底上げに心を砕いてきた。
 栗原圭介監督(41)はこの日の試合を振り返り、チーム全体がスピード感に欠け、茂木選手の力を引き出せなかったと分析した。その上で、「敗因を考え、次への糧としたい」と気持ちを切り替えた。茂木選手は「たくさんのお客さんが良い雰囲気をつくってくれた。残念な結果で申し訳ない」と唇をかんだが、古里のために活躍したいという気持ちがさらに高まったとも明かした。
 22日は再びホームで、グルージャ盛岡との「東北ダービー」が控えている。主将のFW石堂和人選手(32)は「得点してサポーターと喜びたい」と決意を見せた。

■赤一色 選手を鼓舞
 スタンドを埋めたサポーターは試合前、福島Uのチームカラーと同じ赤を基調とした福島民報の特集紙面を掲げ、ホームゲームの雰囲気を盛り上げた。
 福島市のパート従業員中島由香さん(29)は、東北社会人リーグ1部の時から福島Uのホーム戦を欠かさず観戦してきた。「開幕をとても楽しみにしていた。次戦こそ絶対に勝利し、勝ち点3をもぎ取って」と期待した。
 初めて福島Uの応援に駆け付けた伊達市の前野信成君(8つ)=月舘小2年=は「負けたけれど福島Uの選手はみんなうまくて、とてもかっこよかった」と目を輝かせた。家族4人で声援を送った郡山市の会社員三瓶健一さん(41)は「今季をJ2昇格の足掛かりにしてほしい。新スタジアムの建設に向けた機運が高まるような、気持ちのこもった試合が見たい」と求めた。

■催し多彩 会場熱く 福島民報スペシャルマッチ
 福島民報社が特別協賛し、「福島民報スペシャルマッチ」として行われた福島Uの開幕戦では、多彩な催しが繰り広げられた。
 試合前に福島大ストリートダンス同好会「D.FOOL」の1、2年生7人が、切れのあるダンスパフォーマンスを披露した。福島市出身のシンガー・ソングライターave(エイヴ)さんは試合前とハーフタイムにミニライブを催し、力強い歌声をスタジアムに響かせた。
 小林香福島市長、鈴木正晃副知事が福島Uのユニホームを着てあいさつし、今季の躍進を祈った。

カテゴリー:公式戦 試合結果

福島民報の特集紙面を掲げ、スタンドを赤く染めた福島Uのサポーター

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