
JR東海と西日本は18日、名古屋や大阪と岐阜・高山や富山などを結ぶ特急「ひだ」の全ての列車をハイブリッド方式の新型車両「HC85系」に置き換えた。1日に1往復する大阪―高山間のひだも18日から新型車両で運行を始めた。
HC85系は、エンジンでの発電と蓄電池の電力を組み合わせてモーターを回し走行。騒音対策や二酸化炭素(CO2)の排出量削減などの効果がある。
大阪発着のひだは東海道新幹線を利用して名古屋経由で行くよりも高山まで時間がかかる。このため、鉄道ファンの間では新型車両の導入を機に廃止されるとの見方もあったが、乗り換え不要の利便性などから最終的に存続が決まった。