
沖縄で「県民の台所」として親しまれている「那覇市第一牧志公設市場」が19日、老朽化による建て替え工事を経てリニューアルオープンした。観光スポットとしても人気で、沖縄の食文化を発信する役割が期待されている。
知念覚市長はオープニングセレモニーで「食を中心とした沖縄独自の生活文化が体験できる街歩きの拠点となり、活気あふれるまちぐゎー(市場)になるのを期待している」とあいさつした。
市によると、戦後間もなくできた闇市を束ねる形で1950年に市営市場として開業。69年に火災で焼失したが仮店舗での営業を続け、沖縄料理に欠かせない地元の食材を提供してきた。