
来日中のドイツのピストリウス国防相は19日、東京都内で一部メディアの取材に応じ、ドイツ海軍艦艇が来年、日本に寄港すると表明した。南シナ海で海洋進出を強める中国をにらんだ動き。ドイツ陸軍部隊も今年夏、オーストラリアでの演習に参加予定で、ピストリウス氏は日本から訓練参加の招請を受けているとして、部隊派遣を本格検討したいと述べた。
ピストリウス氏は北朝鮮やロシアも念頭に「われわれがインド太平洋地域に存在することで、日本への連帯を示すことができる」と強調した。
ドイツは2021年に海軍フリゲート艦「バイエルン」をインド太平洋地域へ派遣し、同艦は日本に寄港した。(共同)