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聖光学院競り勝つ 学法石川終盤に粘り 秋季高校野球福島県大会 決勝

2022.09.27 09:45
【聖光学院―学法石川】8回表、聖光学院1死二塁、片山が左越えの2点本塁打を放つ。捕手内田、球審高橋
【聖光学院―学法石川】6回表、1死一、二塁のピンチでマウンドに集まる三上(左)と内田

▽決勝 聖光学院5-3学法石川

 聖光学院が学法石川に競り勝った。聖光学院は同点の五回1死一、三塁、緑川がスクイズを決め勝ち越した。八回には片山が左越えに2点本塁打を放ち突き放した。学法石川は九回に野口の三塁打で2点差に迫ったが、あと一本が出なかった。


■頂点引き寄せる一発 聖光学院の片山 フォーム改善実る

 八回に左越えの2点本塁打を放った聖光学院の片山孝は試合終了後、校歌を歌いながら涙を浮かべた。「苦しい時期もあったが、チームのために戦えて良かった」。けがと戦ったつらい時期を振り返った。

 6月に腰を負傷し、一時レギュラーを外れた。焦りを抑え、地道なトレーニングを続けた。腰への負荷を減らすため、逆方向に打つ練習を重ねた。スイング時の回転を改善したことで、ミート力の向上につながった。

 1点リードの八回1死二塁の好機に打席が回った。「どんな球でも食らい付く」とバットを普段より短く持ち、内角の真ん中寄りに入ったスライダーを振り抜いた。打球は左翼スタンドへ飛び込み、貴重な追加点になった。斎藤智也監督は「価値ある一発だった」と目を細めた。

 目指すのは、夏の甲子園で4強入りした前チームが届かなかった東北大会優勝だ。先輩と比べて粘り強さや執念が劣っていると自覚している。片山は「今の自分たちの力では勝てない。一日一日を大切に自分を磨く」と決意を新たにした。


■強力打線に立ち向かう 学法石川の三上 初先発堂々と

 六回途中まで聖光学院打線を2得点に抑えた学法石川の三上朋大は公式戦初先発だった。「敗戦は悔しいが、試合をつくることはできた」と背筋を伸ばした。

 当日朝に登板を告げられた。緊張していたが、後ろに主戦国分太雅らが控えているという安心感があったという。「打者一人一人に全力で投げる」とマウンドに立った。直球とスライダーを織り交ぜ、高めに浮かないよう丁寧な投球を心がけた。

 新チーム始動直後から、投球フォームの改善に取り組んだ。ためをつくることで球に切れが生まれ、制球が安定するようになった。ただ、コースを意識するあまり、打者を追い込んでから安打を許した。決め球に課題が残ったが、堂々と強力打線に立ち向かった。

 佐々木順一朗監督は「投手陣がそろってきた。調子が万全になれば、東北大会でも戦える」と手応えを口にした。

 三上は「いつでもマウンドを任せてもらえるよう、入念に準備して1点も与えない投球がしたい」と気を引き締めた。