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B1昇格へ闘志 福島ファイヤーボンズ 橋本尚明選手「昇格で恩返ししたい」

2022.09.29 09:26
福島に恩返ししたいとB1昇格を誓うボンズの橋本選手(中央)

 10月1、2両日に今季開幕戦を迎える国内男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)福島ファイヤーボンズの選手らは、悲願のB1昇格へ闘志を燃やす。昨季はBリーグ参入後初のプレーオフ進出を果たしたが一歩届かなかっただけに、ファンの今季に懸ける思いも強い。昨季大けがから復帰した橋本尚明選手(30)=愛媛県出身=は「今の自分があるのは福島のおかげ。昇格で恩返ししたい」と力を込める。

 橋本選手は、B1島根スサノオマジックに在籍していた2年前のシーズン、開幕直後に右足首を骨折した。約1年戦線を離脱し、出場の機会を失った。「家族をどう養えばいいのか」。先行きの見えない焦りが募る中、移籍の打診を受け入れてくれたのがボンズだった。気持ちを前面に出すプレースタイルが評価され、2021―22シーズンに期限付き(レンタル)移籍した。

 チームに合流して最初の約3カ月はリハビリに励み、練習に参加できたのは開幕2週間前。開幕直後は少ない出場時間だったが、他の選手やスタッフに支えられ、シーズンの終盤にはフル出場できるように。持ち前の堅い守備や成功率の高い3点シュートを武器に中核を担った。

 橋本選手は「福島はキャリアの中で最も思い入れがある地になった」と言い切る。競技以外でも県民のためになりたいと、独自に地域貢献活動を始めた。選手としての知識や経験を生かし、親子向けイベントを通して、食育や目標達成の方法など幼少期から必要な知識を伝えるほか、企業での講習会の開催も目指す。

 今季はけがも癒え、9月のプレシーズンゲームでは、守備やゴール下への攻撃で悪い流れを立ち切り、地元ファンに存在感を示した。ホーム開幕戦からチームをけん引し、絶望の淵から救ってくれたチームと地域に自分が持てる力すべてを注ぎ込む決意だ。「昨季の自分を超え、必ずボンズをB1に上げる」。復活の男は誓っている。