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聖光学院 決勝逃す 東北に2-6 8回勝ち越し許す 秋季東北地区高校野球大会

2022.10.15 10:10
【聖光学院―東北】聖光学院の先発安斎
【聖光学院―東北】1回表、聖光学院2死三塁、三好が先制の左前適時打を放つ

▽準決勝 聖光学院2-6東北

 聖光学院が東北に逆転負けした。聖光学院は一回、2死三塁で三好が左前打を放ち先制する。1点を追う四回は1死二塁から宮一の左前打で同点とした。その後も得点圏に走者を進めたが、あと一本が出なかった。先発安斎は粘り強い投球を見せたが、八回に集中打を浴び勝ち越しを許した。


■「一球に対する甘さ出た」先発の安斎、3被弾

 決勝進出を懸けた大事な一戦で先発を託された聖光学院の左腕安斎叶悟は「自分の投球が負けにつながった」と声を震わせた。東北打線に甘く入った球を痛打され、7回3分の2を投げ6失点。本塁打は3本許した。

 今大会は主戦星名竜真の調子が上がらない中、2回戦、準々決勝ともに追う展開で登板。ピンチを切り抜けて勝利に貢献した。準決勝は朝に斎藤智也監督から先発を伝えられ、「チームを助ける投球をする」と士気を高めマウンドに立った。

 二回、自信のある直球とチェンジアップを立て続けにスタンドに運ばれた。味方から「10点取られていいよ。11点取り返すから」と励まされ開き直ると、三回以降は被安打1に抑えた。同点の八回、変化球でカウントを稼げず、ストライクを取りにいった直球を狙われ4失点し、力尽きた。

 「一球に対する甘さが出た。精神面を強化しないといけない」と自身の課題を語る。「冬の間に自分の投球や性格を見つめ直し、克服したい」と成長を誓った。


■「申し訳ない」三好

 聖光学院の三好元気は一回に先制の左前打を放った。2死三塁、「来た球を思い切り振るだけ」と割り切ると、芯で捉えた打球が三遊間を抜けた。だが、同点の五回、1死一、三塁の好機では、遊ゴロ併殺に倒れた。試合を終え、「支えてくれた人たちに申し訳ない」と悔しさをあらわにした。「技術、精神面のレベルアップが必要だ」と冬の鍛錬を誓った。


◆聖光、粘り強さ光る

 福島県第1代表の聖光学院が準決勝で敗れ、県勢は全て敗退した。

 聖光学院は粘り強いプレーが光った。初戦の利府(宮城第3代表)との2回戦では、六回に片山孝の適時二塁打などで5点を挙げ、逆転に成功した。由利(秋田第2代表)との準々決勝は、延長十一回に緑川竣風(しゅんた)がスクイズを決め、サヨナラ勝ちを収めた。投手陣は主戦星名竜真の調子が上がらない中、安斎叶悟が台頭した。ビハインドの場面で好投し、流れを呼び込んだ。準決勝は長打で失点したが、攻める投球を見せた。

 残る県勢2校は、第2代表の学法石川が準々決勝、第3代表の田村が1回戦で涙をのんだ。学法石川は接戦となった盛岡大付(岩手第3代表)との2回戦で競り勝った。能代松陽(秋田第1代表)との準々決勝は六回以降打線が1安打と沈黙し、延長十二回の末、サヨナラ負けした。田村は山形城北(山形第3代表)に2-7で敗れた。七、八回に1点ずつ返し、意地を見せた。

 県高野連の木村保理事長は「聖光学院は新チームの始動が遅かったにもかかわらず、躍動してくれた。学法石川も粘りがあった。田村はチーム一丸となって戦った」と振り返った。今夏の甲子園では東北勢が勝ち進み、全国で強さを証明した。敗退した3校は東北大会で得た経験を持ち帰り、県内全体のレベルの底上げに貢献してもらいたい。(取材班)