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福島県内コロナ感染2008人 4日までの1週間 5類移行後最多の昨夏流行初期と同水準 県が注意喚起

2024.02.08 05:00

 1月29日から2月4日までの1週間に福島県内82定点医療機関で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は計2008人で、定点医療機関当たりの感染者数は24・49人だった。前週(1月22日~28日)に続き、感染症法上の位置付けが5類に移行してから最多だった昨夏の感染流行初期と同水準にある。県は感染拡大を防ぐため基本的な対策の徹底を呼びかけている。

 県が7日、発表した。保健所ごとの感染者数は【表】の通り。県全体の感染者は前週の1963人より45人多かった。定点医療機関当たりの感染者数は前週の23・94人と比べて0・55人増加した。

 年代別の割合は10歳未満が35・4%で最も多く、10代は24・9%。10代以下が全体の約6割を占めている。

 県は場面に応じたマスクの着用や、こまめな手洗いや換気などを呼びかけている。

■県内インフルエンザ感染637人、3カ月ぶり警報解除

 県内82定点医療機関で4日までの1週間に確認されたインフルエンザ患者数は637人で、定点医療機関当たりの患者数は7・77人だった。定点医療機関当たりの患者数が国の警報終息基準の10人を下回り、約3カ月ぶりに警報が解除された。県が7日、発表した。

 前週(1月22日~28日)と比べて患者数は389人、定点医療機関当たりの患者数は4・74人減った。保健所別に見ると、相双が13・50人で最も多く、会津が12・20人と続いている。

 県によると、県内では大半がA型だが、今年に入りB型も徐々に増加している。県は引き続き、基本的な感染対策を講じるよう呼びかけている。


■咽頭結膜熱は107人、前週比32人増

 県内小児科定点医療機関で4日までの1週間に確認された咽頭結膜熱の患者数は107人で、前週から32人増えた。定点医療機関当たりの患者数は、前週より0・65人増え、2・18人となった。県が7日、発表した。

 定点当たりの患者数は依然として、国が警報終息の基準としている1・0人を上回っている。保健所別で会津が7・67人で最も多く、県北の3・20人とともに警報レベルの3・0人を上回った。

 県によると、咽頭結膜熱は感染すると発熱、のどの痛み、結膜炎などの症状が現れる。感染力が強く、せきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)、患者が触れたタオルなどを通して感染するという。