女性イスラムファッション 白河発世界へ

2019/03/18 09:50

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美しい和柄があしらわれたアバヤとヒジャブ
美しい和柄があしらわれたアバヤとヒジャブ
アバヤなどを作るスタッフと名和さん(中央)
アバヤなどを作るスタッフと名和さん(中央)

 白河市の合同会社「WATASI JAPAN(ワタシジャパン)」は、古い着物で作ったイスラム教徒の女性用衣服の世界展開を目指す。同社は女性が肌を隠すために着る「アバヤ」などを製造・販売している。華やかで美しい和の図柄が特徴で、中東などに渡航する人が現地へのお土産品として購入するなど好評だ。海外のファッションイベント出展に向け、クラウドファンディングで資金協力を呼び掛けている。 

 同社が取り扱っているのは「アバヤ」のほか、頭を覆う布の「ヒジャブ」、礼拝着など。同社のホームページで販売している。 

 結婚式で着る「黒留袖(くろとめそで)」を生地に使用している。松竹梅などの縁起物が大きく描かれた華やかなアバヤは、普段着としてもおしゃれに着こなせるとして、イスラム教徒以外からも注目を集めているという。 

 古い着物を地元住民から譲り受けたり、業者から買い取ったりした素材を、女性スタッフ約十人が裁断から縫製まで手作業で仕上げている。 

 イスラム圏では、ファッション性のある柄付きのアバヤやヒジャブが一般的に愛用されている。イスラム教徒は世界人口の約四分の一を占めるとされ、市場規模は大きい。和柄の美しさと品質の高さを武器にアピールする方針だ。 

 将来的には海外出店も視野に入れている。代表の名和淳子さん(44)=西郷村在住=は「国や宗教に関係なく世界中の人に着てもらえる商品として、福島発のイスラムファッションを世界に広めたい」と意気込んでいる。 

■来月8日まで資金募る 海外イベント出展へ準備 

 クラウドファンディングは「キックスターター」のウェブサイトで取り扱っている。復興庁の支援事業を受けており、目標金額は百万円。締め切りは四月八日。目標額に達しない場合は返金される。企画の詳細はウェブサイトで紹介している。URLはhttps://www.kickstarter.com/projects/1724002486/kimono-abaya