里山で気分転換(6月15日)

2019/06/15 09:26

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 胸いっぱいに深緑の香りを吸い込み、白河市表郷の里山を歩く。黄色や紫色の草花が愛らしく、小川のせせらぎや野鳥のさえずりが心地いい。カメラを手にした夫婦の姿も見える。忙しい現代人に安らぎをもたらす。

 「しらかわ里山ネット」は活動を始めて、五年目に入る。市内と西郷村の三カ所を管理する三つの団体が設立した。昨年さらに、市内と塙、矢祭両町の三団体が加わり、それぞれが力を合わせた。国有林や共有地をボランティアで整備したり、自宅の裏山を花で飾ったりする。運営方法は異なるが、景観を守って、にぎわいを地域につくる思いは重なり合う。

 六月末まで、六カ所を巡って温泉施設の割引券がもらえるスタンプラリーを繰り広げている。県南地方の五つの施設が協賛した。ゆっくり散策した後、お風呂に漬かり疲れを癒やす。山歩きは健康維持と体力づくりの一つとしても関心が高い。

 里山は燃料用のまきを集め、食用のキノコや山菜を採る場所として身近にあった。時代の流れで訪れる人は減ったが、ネット会長の穂積栄治さんは、ここ数年は戻り始めていると実感している。日常を離れて自然に親しんで、気分を入れ換えよう。