福島県水産海洋研究センター 全面供用始まる

2019/07/02 10:19

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全面供用開始となった県水産海洋研究センター
全面供用開始となった県水産海洋研究センター

 県がいわき市小名浜下神白に整備した「県水産海洋研究センター」が一日、全面供用を開始した。福島県水産物の放射性物質のモニタリング検査をはじめ、魚介類生育の試験研究などの体制を整え、東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の被害を受けた福島県漁業の復興を後押しする。

 同センターは県が旧県水産試験場敷地内に総工費約十六億円かけて新築した。約二千百九十平方メートルの土地に一般研究棟、放射能研究棟、放射能飼育実験棟、倉庫・車庫棟を備える。

 一般研究棟では福島県沖に生息する魚介類の種類や数、海水の状況などを分析する。放射能研究棟は海産物や海底土などの放射性物質の測定を行う。放射能飼育実験棟では専用の水槽を設けて、さまざまな魚種の放射性物質の影響を受けるメカニズムなどを調べる。

 このほか、同センターでは小学生以上を対象に業務内容などを紹介する公開講座を開く。

 同センターの開所式は十七日、現地で行われる。