修正含め月内に見解 甲状腺検査2巡目結果の評価

2019/07/09 09:34

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有

 東京電力福島第一原発事故に伴う健康影響を調べる県民健康調査検討委員会は八日、甲状腺検査の二巡目結果を「現時点で、甲状腺がんと放射線被ばくの関連は認められない」とした甲状腺検査評価部会の中間報告について議論した。中間報告を踏まえ、現委員の任期である七月末までに二巡目の結果に対する同委員会としての見解をまとめ、県に報告することを申し合わせた。

 福島市の福島グリーンパレスで開かれた検討委員会では中間報告を巡り、各委員から賛否両論が出た。被ばく線量の評価など、がんと被ばくの関連性の分析に必要なデータや条件に制約があったとの指摘や、関連が認められないと断定する表現への異論も上がった。

 星北斗座長(県医師会副会長)は閉会後の記者会見で、中間報告の扱いについて「基本的な結論を曲げるものではない」と述べた上で、より誤解がなく県民らに伝わる表現に改める意向を示した。

 今後は星座長がこれまでの議論を踏まえ、中間報告にある表現などを修正した上で各委員に配布し、意見を寄せてもらうという。