“生活の要”開店 原発事故後初 浪江にスーパー

2019/07/15 08:43

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イオン浪江店が開店し、地元漁港で水揚げされた海産物を買い求める来店客
イオン浪江店が開店し、地元漁港で水揚げされた海産物を買い求める来店客

 浪江町のイオン浪江店は十四日、町役場向かいにオープンした。東京電力福島第一原発事故発生後、町内でのスーパーマーケット開店は初めて。双葉郡北部でも本格的なスーパーの営業開始は初めてで、買い物の利便性向上による帰還促進に期待が集まる。

 朝から雨が降り続く中、開店前に町民ら約三百人が列をつくった。午前九時の開店後は、地元の請戸漁港など県内の港で水揚げされた新鮮な魚が人気を集めた。

 売り場面積は約九百七十一平方メートル。店内調理の刺し身や総菜、日用品や医薬品など約一万二千点を扱う。店頭で取り扱えない寝具やベビーカーなど計七千七百点を、店内にあるタブレット端末で取り寄せできる。

 町の人口は六月末現在、一万七千三百四十六人で、町に住む町民は千五十七人。吉田数博町長は「買い物環境整備という復興に向けた最大の課題が解消された。町を活気づけ、愛される店舗となってほしい」と願った。