新ヒト血液型「KANNO」 福島医大の大戸教授ら発見

2019/08/06 09:35

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 福島医大総括副学長の大戸斉(ひとし)教授らの共同研究チームが発見した新たなヒト血液型「KANNO(カノ)」が五日までに国際輸血学会の血液型命名委員会に認定された。日本の研究グループが血液型を特定し、国際認定を受けるのは初めて。

 福島医大、国立国際医療研究センターなどが五日、発表した。KANNOは三十七種類目の血液型となる。

 研究には大戸教授や国立国際医療研究センター・ゲノム医科学プロジェクトの徳永勝士プロジェクト長らが参加した。KANNOが表れる要因には脳に多く存在し、クロイツフェルト・ヤコブ病などを引き起こすプリオンタンパク質の変異が影響しているという。

 血液型には一般的に知られるABOやRh以外にも多くの型が存在し、三十六種類が国際輸血学会に登録されている。研究チームは一九九一(平成三)年に福島医大付属病院で採った血液が新たな血液型である可能性があるとみて研究を開始。以降、国内で報告された同様の性質を持つ血液十数例とともに先端的なゲノム解析技術で分析し、新たなタイプと突き止めた。