林業再生に期待 「FLAM」安全祈願祭 浪江

2019/11/30 08:08

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福島高度集成材製造センターの完成予想図
福島高度集成材製造センターの完成予想図

 浪江町が町棚塩産業団地に整備を進める国内最大規模の木材製品生産拠点施設「福島高度集成材製造センター(FLAM=エフラム)」の安全祈願祭は二十九日、現地で行われた。関係者が復興加速と福島県林業再生に向け期待を高めた。二〇二〇(令和二)年度の完成、供用開始を目指している。

 国や県、町などから約四十人が出席した。神事で吉田数博町長がくわ入れし、出席者が玉串をささげた。吉田町長は「大規模建築物などの集成材を製造する国内でも最先端の施設となる。県内だけでなく全国の需要に対応し、木材産業のけん引役を目指す」とあいさつした。

 施設は鉄骨造で平屋。建築面積は一万四千五百五十五平方メートル、延べ床面積は一万四千八百二十一平方メートル。総事業費は約五十五億二千万円で、国の交付金を100%活用する。

 町が整備し、木材製造の「ウッドコア」(浪江町)を中心とする県内五社でつくる企業体が管理運営する。中通りや浜通りを中心とした県産スギを活用し、住宅や大型建築物の梁(はり)などに使う集成材を生産する。

 年間一万五千立方メートルの生産量を目指しており、町によると全国でも最大規模という。新規雇用五十人を見込む。将来的には直交集成板(CLT)の生産も見据えている。