双葉町、年内にも可否判断 来春目標の一部地域避難指示解除

2019/12/01 07:59

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 東京電力福島第一原発事故に伴う全町避難が続く双葉町は、来年春を目標とする一部地域の避難指示解除の可否について年内にも判断する。町は県内外十一カ所で町政懇談会を開いて避難指示解除に関する考えなどを示し、三十日で全日程を終了した。今後、町民の意見などを集約し、今月中旬にも町議会に町の意向を示す。

 町政懇談会には計三百九人が参加した。解除を目指す範囲や除染の取り組み、解除に合わせて予定している特定復興再生拠点区域(復興拠点)への立ち入り規制緩和に関する措置などを伝えた。

 三十日は、いわき市勿来町の復興公営住宅・勿来酒井団地で開いた。終了後、伊沢史朗町長は記者団の取材に「(避難指示の一部解除について)おおむね住民の理解を得られたと感じた」と述べた。

 参加した勿来酒井団地自治会長の国分信一さん(69)は「将来は町に戻りたいと考えている。(解除によって)地元に若い人が住み、企業が来て活性化していくことを期待している」と話した。

 町は来年春の一部地域の避難指示解除に続き、二〇二二(令和四)年春に復興拠点全域の解除と住民帰還の開始を目指している。