健康づくり「実践できず」47.4% 県政世論調査

2019/12/02 08:11

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 県が今年度の県政世論調査で、心身の健康づくりを実践しているか聞いたところ、「何かしたいが、ほとんど実践できていない」が47・4%に上った。健康増進に向けた環境づくりが進まない現状が、改めて浮き彫りとなった。


 健康づくりの実践状況に関する回答は【グラフ】の通り。「少しは実践できている」は32・2%、「実践できている」は6・5%で合わせて四割弱にとどまった。「特に何かしたいとは思わない」は12・1%だった。

 健康づくりを十分に実践できていない理由では「仕事や家事などで実践する時間がないから」が63・8%で最も多かった。「実践する機会がないから」が25・5%、「お金がかかるから」が23・9%で続いた。「何かしたいが、ほとんど実践できていない」とした割合は四十代で61・1%と特に高く、働き盛り世代の意識づけが課題となっている。

 調査では、健康づくりの機運を高める県の施策「チャレンジふくしま県民運動」の認知状況も聞いた。「聞いたことがある」は45・8%、「知っている」は14・2%で計六割に達する一方、「名前を聞いたことがない」は38・3%に上った。

 県民運動は食と運動、社会参加を三本柱に、県民に健康づくりの実践を促す取り組み。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う健康指標の悪化を受け、県が二〇一六(平成二十八)年度から進めている。通勤時に歩いたり、できる限り階段を使ったりする「ウオークビズ」や野菜を食事の最初に食べる「ベジ・ファースト」などの普及に力を入れている。

 調査は無作為抽出した十五歳以上の県内の男女千三百人を対象に七月から八月にかけて実施。47・5%に当たる六百十八人から回答を得た。