餅つき楽しみ、古里の絆固く 大熊町役場

2020/01/14 08:17

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「里がえりもちつき大会」で力いっぱい餅をつく子ども。後方は大熊町役場庁舎
「里がえりもちつき大会」で力いっぱい餅をつく子ども。後方は大熊町役場庁舎

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示が昨年春に一部で解除された大熊町の町役場前で十三日、「里がえりもちつき大会」が開かれた。県内外に避難している町民や帰還した住民が集い、きねと臼(うす)を使った昔ながらの餅つきを楽しみ、古里の絆を強めた。

 地元行政区やまちづくり公社などでつくるおおくまコミュニティづくり実行委員会が主催した。昨年に続き二回目で、避難指示解除後は初めて。昨年は付近の事業所駐車場で実施したが、町役場庁舎開庁に合わせて会場を移した。

 町内大川原地区の実証栽培田で収穫したもち米を初めて使った。「よいしょー!」と威勢の良い掛け声とともに参加者がきねを振り下ろし、「パーン、パーン」と軽やかな音が響き渡った。つきあがったもちは、きな粉やあんをつけて参加者に振る舞われた。

 子ども二人と参加した町出身の会社員千葉智博さん(33)=郡山市=は「子どもと大熊で楽しい思い出をつくれて良かった」と笑顔を見せた。