上る炎に幸願う 三島「サイノカミ」

2020/01/16 08:17

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積雪がない中で行われた三島町大登地区のサイノカミ
積雪がない中で行われた三島町大登地区のサイノカミ

 三島町に伝わる国の重要無形民俗文化財「サイノカミ」は十五日、町内各地で行われた。小雨の中、住民が炎を囲みながら無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)、子孫繁栄を祈った。

 小正月に空き地や田んぼで御神木を炎で燃やす伝統行事で、木の大きさや立て方は地区ごとに異なる。今年は少雪の影響で木を固定する雪がなく、例年よりも短い木を地面に直接差し込んで対応する地区が相次いだ。

 大登地区では、九メートルほどのスギの木にわらを巻いて御神木として立てた。午後七時に点火すると、炎が上がった。住民は火に当たりながら一年の幸せを願った。