聖火PRランナー決定 福島県枠全員固まる 

2020/01/28 08:50

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 二〇二〇年東京五輪で、Jヴィレッジ(楢葉・広野町)からスタートする聖火リレーの県実行委員会推薦枠となるPRランナーが決まった。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の発生以降、県産農林水産物の風評払拭(ふっしょく)に尽力している人気グループ「TOKIO」ら福島県との関わりの深い著名人七グループ・個人が選ばれた。公募枠で欠員となっていた大熊町ゆかりの走者も決まり、大会組織委員会から福島県実行委に割り当てられた全聖火ランナーが決定した。

 ■県実行委推薦枠(走行予定日五十音順)

 ★3月26日 しずちゃん TOKIO

 ★3月27日 遠藤 尚さん 大林 素子さん 窪田 正孝さん

 ★3月28日 室屋 義秀さん 箭内 道彦さん 

 実行委員長の内堀雅雄知事が二十七日、定例記者会見で発表した。

 TOKIOと共に選ばれたのは、いわき市のスパリゾートハワイアンズが舞台の映画「フラガール」に出演したお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃん(40)、二〇一〇年バンクーバー冬季五輪から三大会連続でフリースタイルスキー・モーグルに出場した遠藤尚さん(29)=猪苗代町出身=、女子バレーボールの元日本代表で会津若松市に二地域居住している大林素子さん(52)、春から放送のNHK連続テレビ小説「エール」で福島市出身の作曲家古関裕而さんをモデルにした主人公を演じる俳優窪田正孝さん(31)、福島市のふくしまスカイパークを拠点に活動するエアロバティック・パイロット室屋義秀さん(47)=福島市在住=、県クリエイティブディレクターで東京芸術大教授の箭内道彦さん(55)=郡山市出身=。

 室屋さんは県民栄誉賞や福島民報スポーツ大賞などを受賞している。箭内さんは「風とロックCARAVAN福島」(風とロック、福島民報社、ラジオ福島主催)を企画・運営するなど音楽を通じて復興を後押ししている。

 TOKIOは集団で走ることができる「グループランナー」として登場する。メンバーの城島茂さん(49)、国分太一さん(45)、松岡昌宏さん(43)、長瀬智也さん(41)の四人全員が一緒に走り、順にトーチを持ち替える。

 内堀知事は会見でPRランナーについて「県民に夢や希望、元気を与える顕著な功績があり、福島県の現状や魅力を発信できる」と選考理由を説明。「多くの県民が一体となって沿道などでランナーを応援し、盛り上がりの輪が県内全域に広がることを期待する。復興五輪のスタートにふさわしい聖火リレーとなるよう準備を進める」と述べた。

 聖火リレーは三月二十六日、国内全体の出発地となるJヴィレッジをスタートする。追加される見通しの双葉町を含む県内二十六市町村で二十八日まで聖火をつなぐ。しずちゃん、TOKIOは二十六日、遠藤さん、大林さん、窪田さんは二十七日、室屋さん、箭内さんは二十八日に走る。ランナーが走る市町村については県実行委推薦枠、公募枠ともに大会組織委員会が二月下旬以降に発表する。具体的な走行区間は三月上旬ごろに公表される予定。