日本酒「でれすけ」発売 葛尾村、初の地酒村内産米のみ使用

2020/04/29 09:45

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地酒「でれすけ」の完成を喜ぶ(左から)松本隼也さん、下枝代表理事、篠木村長、松本副村長
地酒「でれすけ」の完成を喜ぶ(左から)松本隼也さん、下枝代表理事、篠木村長、松本副村長

 葛尾村の地域づくりを担う一般社団法人「葛力(かつりょく)創造舎」が手掛けた日本酒「でれすけ」は二十八日、発売された。村内産米のみを使い、東日本大震災で浪江町から山形県長井市に避難して酒造りを続けている鈴木酒造店で醸造した。村によると、村の地酒販売は初めて。

 でれすけは「だらしのない人」を意味する。下枝浩徳代表理事(34)が「家族間や仲のいい間柄で使われる言葉。この酒を酌み交わした人同士が一層関係を深めてほしい」との願いを込めた。

 田植えや稲刈り、天日干しを手作業で行い収穫した県オリジナル米「里山のつぶ」を使う。精米歩合55%。七百二十ミリリットル入りを約千百本醸造した。親しみやすい酒を目指し、隣町の鈴木酒造店に醸造を依頼。甘口ですっきりとした味わいに仕上がった。

 村内の商店や、田植えを支援した福岡県の生協で取り扱う。価格は千五百円(税別)。

 下枝代表理事は二十八日に村役場を訪れ、篠木弘村長に完成を報告した。田植えを手伝った篠木村長は「住民や原発事故で避難している村民にとっても励みになる。村の特産に育ってほしい」と期待を込めた。松本弘副村長、葛力創造舎スタッフの松本隼也さん(25)が立ち会った。