「もうひとつの江戸絵画 大津絵展」開幕 県立美術館

2020/05/20 09:36

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
素朴な絵柄の大津絵が並んでいる会場
素朴な絵柄の大津絵が並んでいる会場

 江戸時代に東海道の大津周辺で旅人への土産として量産された「大津絵」を集めた企画展「もうひとつの江戸絵画 大津絵展」は十九日、福島市の県立美術館で開幕した。六月二十八日まで、素朴な絵柄でコレクターに愛された大津絵の世界を体験できる。

 大津絵は初期は仏画が中心だったが、次第に戯画や風刺画などが多くなり、旅の安全などを願う安価で手軽な土産として人気だった。明治時代以降は美術品として注目され、洋画家浅井忠や思想家柳宗悦らコレクターが収集した。

 人物や鬼、弁慶、馬、牛などモチーフはさまざまで、ユニークな作品約百三十点が展示されている。会場を訪れた福島市の高橋美恵子さん(70)は「面白い作品ばかり。(新型コロナウイルスの影響で)あまり外に出ていなかったので、美術鑑賞で心が癒やされる」と話した。

 六月九日からの後期は一部展示替えをする。県立美術館の主催。福島民報社などが共催し、十六日に再開館した美術館を後押ししている。


■新型コロナ感染拡大防止へ対策

 会場では新型コロナウイルスの感染拡大防止のため対策を講じている。

 来場者にはマスクを着用してもらい、除菌スプレーを使用する。サーモグラフィーも設置する。展示室内が混み合った場合には入場制限を行う。


■観覧ガイド

「もうひとつの江戸絵画 大津絵展」

▼会場=福島市、県立美術館

▼会期=6月28日まで(毎週月曜日休館)

▼時間=午前9時30分から午後5時(最終入館は午後4時30分)まで。

▼観覧料=一般・大学生1000円、高校生500円、小中学生300円

▼主催=県立美術館

▼共催=福島民報社、テレビユー福島

▼問い合わせ=県立美術館 電話024(531)5511