福島に医療機器開発拠点「イービーエム」 ネットで手術訓練評価

2020/05/24 07:57

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 医療機器開発・販売のイービーエム(本社・東京都)は二十三日、福島市野田町の同社ふくしま製造開発センターFISTと、国内外の心臓外科医ら専門家をオンラインでつなぎ、自社開発の冠動脈バイパス手術訓練シミュレーター「BEAT-FUKUSHIMA(ビート・フクシマ)」を使った手術訓練の技能評価を実施した。

 同社によると、同様の手術訓練をネットを通じてリアルタイムで技能評価したのは世界初の試み。日本とフィリピンの若手医師計四人が、冠動脈バイパス手術訓練シミュレーターで血管を縫い合わせる手術手技「吻合(ふんごう)」に取り組んだ。

 テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」で手術訓練の様子をライブ配信し、日本とフィリピン、タイの三カ国の専門家計六人が評価、採点をした。

 これまでは年に数回程度、参加者が一カ所に集まって手術訓練を評価していた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてオンラインでの実施に踏み切った。

 同社の朴栄光社長は「オンラインを活用した新たな挑戦だった。福島発の医療機器開発の技術を今まで以上のスピードで世界に広めていきたい」と意欲を示した。